はじめに
今回はChrome DevToolsの便利な機能を紹介します!
対象
- 雰囲気でDeveloper Toolsを触っている人
- Developer Toolsを使っているが、新機能の情報を追ってない人
YouTube動画
動画で確認したい方はこちらを利用してください!
【YouTube動画】 Chrome Developer Toolsの意外と知らない使い方を紹介!
ショートカットキー編
まずは知ってると便利なショートカットについて紹介します!
その前に、Developer Toolsは切り離しができるので、場合によっては切り離しておくと使いやすいです。
Developer Toolsの右上にある⁝ (トリコロン) をクリックして、Dock Sideから選択できます。
要素選択モードでDeveloper Toolsを起動 (command shift c)
要素選択モードとは、以下のような状態です。
スタイルをいじったりするときに、便利です。
これは command shift c
で起動できます。
ファイル検索 (command p)
Developer Toolsを開いた後で、プロジェクトファイルを検索するときに使います。
ブレイクポイントの設置で役立ちます。
これは command p
または command o
で起動できます。
コマンド検索 (command shift p)
Developer Toolsを開いた後で、Developer Toolsに用意されているコマンドを調べるときに使えます。
shortcut一覧や画面のスクリーンショットなどもここから実行することもできます。
これは command shift p
で起動します。
デバイスモードのON/OFF (command shift m)
Developer Toolsを開いた状態で、スマホで見たとき・PCで見たときに、どのような表示になるかを確認するときに使えます。
これは command shift m
で切り替えできます。
Drawerの開閉 (ESC)
画面が小さいと、Drawerが邪魔になることがあります。
ESCで開閉ができるので、ぜひ活用してみてください。
その他のショートカット
上記以外のショートカットについてはこちらで確認できます。
日本語版もありますが、日本語版はバージョンが古くなっているので、英語で確認することをオススメします。
https://developers.google.com/web/tools/chrome-devtools/shortcuts
Networkパネル
Developer Toolsを使い始めの頃はElementパネルやConsoleぐらいしか使わないかもしれませんが、Networkパネルも非常に強力で役立ちます。
通信速度を遅くする
ネットワークパネルのOnlineをクリックすることで、通信速度を意図的にいじることができます。
数クリックで、通信速度が遅い環境を用意できるので、便利です。
キャッシュ無効化, ネットワークログの保持
Preserve logを選択しておくと、リロードやページ遷移時にネットワークのログが消えることを防ぐことができます。
また、Disable cacheでキャッシュを無効化しておくことができます。
通信をCURLやfetchでコピー
ネットワークパネルでは、GETやPOSTをしたときに、どのようなリクエストが返ってきたかを確認できます。
それだけでなく、通信をコピーしてコンソール上で再実行することもできます。
開発時のデバッグで役立ちます。
await
fetchをコピーして、consoleに貼り付けた場合、Pendingになって何も返りません。
そこで、await fetchとすることで、Responseを返すことができます。
Console画面
consoleはデバッグ時に重宝します。
単純にlogを見たり、debuggerで止めて、変数の中身を見たりといった使い方ができます。
ログのレベルを分ける
コンソールはレベルでフィルタリングできます。
コードを書くときに、console.log, console.warn, console.errorを使い分けることで、デバッグが楽になるので、ぜひ活用してください!
Live Expression
consoleにある、この目のボタンがLive Expressionです。
このボタンをクリックすると、入力したコマンドの結果を常に表示できます。
例えば、Date.now()を登録すると、刻々と現在時刻を表示してくれます。
使い所は難しいかもしれませんが、面白い機能です。
$の扱い
consoleでは、jQueryのように、$でDOMにアクセスできます。
例えば、$('body')
でbodyタグ内の要素を取ることができます。
他にも、$_
で直前の実行結果を表示したり、$0
で選択中の要素を表示したりできます。
Light house
最後にLight houseを紹介します。
自分のウェブサイトのパフォーマンスやSEOを簡単に調べることができるツールです。
改善ポイントも紹介してくれるので、ぜひ使ってみてください!
まとめ
今回はChrome DevToolsの便利で面白い機能を紹介しました。
Developer Toolsの新機能についてはこちらで追うことができます。
https://developers.google.com/web/updates/capabilities
面白い・役立つ機能を発見された方はぜひ、コメント欄で共有していただけると嬉しいです!!