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OpenInterpreterが書いたグラフをGPT-4Vに解説させる

Last updated at 2023-10-07Posted at 2023-10-07

お題

『この画像について説明をお願いします。グラフが変化するポイントについては、あなたがお持ちの知識を活用して詳細な解説を加えてください』

以前の記事でOpenInterpreterを使用して『1991年から2023年までのIBM株価の推移』をグラフ化しました。

そして、今、急速に話題になりつつあるGPT-4Vに、そのIBM株価のグラフを解説させてみます。

といってもやり方はとても簡単です。画像ファイルとプロンプトを与えるだけです。

GPT-4VはChatGPT Plusユーザーに解放された機能ですが、2023/10/7の現時点で、すべてのChatGPT Plusユーザーに解放されているわけではなさそうです。自身のChatGPT Plus環境でGPT-4Vが使えるかどうかは、こちらの記事で解説しています。

結果は、1分もかからずに出力されました。以下がその内容です。

(スクリーンショット)

(テキスト)
画像には「IBM Stock Price 1991-2023」というタイトルの下、1991年から2023年までのIBMの株価の変動がグラフで示されています。

以下は、グラフの変化する主なポイントとその背景についての説明です：

1990年代初め: この時期、グラフは比較的低い水準で安定しています。これは、IBMが深刻な経済的困難に直面していた時期に対応しています。1993年には、新しいCEOであるルー・ガーストナーがIBMの再構築を指揮し、サービスとソフトウェア中心の戦略にシフトしました。
2000年代初め: この時期には、株価は上昇しています。これは、IBMがサービスやソフトウェアの事業を強化し、利益を伸ばしていたためです。また、ITバブルが影響している可能性も考えられます。
2008年頃: この時期には、グラフに一時的な下降が見られます。これは、2008年の金融危機が影響していると考えられます。
2010年代: 2010年代の中頃から後半にかけて、株価は再び上昇傾向にあります。IBMはこの時期、クラウドコンピューティングや人工知能に関連する事業に力を入れ、特にWatsonなどのAI技術を市場に投入しました。
2020年代: 最近の数年間で、株価は一定の変動がありつつも、全体として上昇しています。これは、IBMがクラウド、AI、量子コンピューティングなどの新しい技術領域に注力していることが影響している可能性があります。

以上のように、グラフにはIBMの多くの歴史的な出来事や業界のトレンドが反映されています。ただし、具体的な年に発生した出来事や、その背景となる詳細については、特定の研究や情報に基づくものであり、常に最新の情報や詳細な背景を確認することが重要です。

GPT-4Vは１分足らずで、プロンプトで指示した通り、株価が上がり下がりするポイントについて、世の中の背景とIBMの業績や活動を使って解説してくれました。

これまでは、何かしらの分析業務を遂行する場合、プログラミングの知識、世の中の情勢に対する知見や分析対象の知識を必要とされていました。

今後もこれらの知識や知見は必要とされると思いますが、その一方で、それほど詳しい知識や知見がない方であっても、必要なプログラミングはOpenInterpreterにやらせ、その結果の解説/解釈をGPT-4Vにやらせる、そんな世界観が今すぐそこにあらわれました。更なる進化を期待します。

GPT-4Vの凄さは、これにとどまりません。スクリーンショットを使ってアプリケーション作成にチャレンジした内容を別のQiita記事として書きました。興味のある方は下記リンクをクリックください。