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話題のOpen Interpreterを使ってみた、そして、驚いたw

Last updated at Posted at 2023-09-16

お題 『IBMの株価を1991年から2023年までmatplotlibでplotしてください』

数分後。。。
image.png
もうできた?!

初めに

いろんなところで話題になっているOpen Interpreterですが、実際のところ、どうなんだろうと思い、実際に試してみました。

結果は・・・

触り始めて、まだ、1〜2時間程度ですが、評判通り、かなりの代物であることがわかりました。

Open Interpreterを試した環境

OS: macOS Ventura 13.5.2
Pythonのバージョン: Python 3.11.5

macOS環境で試しましたが、ネット上の情報を見ていると、Windowsでも、特に困ることはなさそうです。

インストール

$ pip install open-interpreter

たったこれだけです!

ちょっとだけ補足

Open Interpreterはコードの実行にあたり、必要なパッケージが見つかると自動的にインストールしてくれてとっても便利なのですが、普段使っているPython環境への影響が心配な方は、Dockerや仮想環境を利用すると良いと思います。
私はサクッと試す時はPythonが標準で提供する venv(仮想環境) を使っています。今回の実行も venv 環境で行いました。

command
$ python -m venv venv
$ source venv/bin/activate
$ pip install open-interpreter

実行結果

せっかくなので、ChatGPTのAdvanced Data Analysis (旧Code Interpreter)とも比較してみます。

お題

まずは何をやらせてみるかですが、ネット環境にアクセスしないと結果が出せない、こちらを試してみました。
『IBMの株価を1991年から2023年までmatplotlibでplotしてください』

ChatGPT Advanced Data Analysisの場合 (旧Code Interpreter)

ネットへのアクセスが制限されていることを知っているので、ちょっと意地悪な質問でした。
予想通りの回答ですが、pythonのソースコードまでは出力してくれました。

chat.openai.com_c_1d7959da-7ba6-4fe9-8da7-9025841637a2(iPad Air).png

株価データが保存されているCSVファイルが提供されている前提のプログラムとなっていますが、ここまではやってくれます。ありがたいです。

Open Interpreterの場合

実行は、これだけ。

$ interpreter -y

この後、GPT-4を使うのか、Code-Llamaを使うのか、聞いてきました。
image.png

GPT-4のAPI Keyを入力して進みます。

お題を入力します。
image.png

Open Interpreterが動き出しました。
image.png

どうやれエラーが発生したようです。
『以下のコードを試してみてください。』
何々?
いえいえ、実行時に-yオプションを渡しているので、Open Interpreterが勝手に続けてくれます。
image.png
どうやら、Yahoo Financeから情報を取得できたようです。
そして、どんどん続きます。
image.png

実行してから、数分(1〜2分)後、突然、matplotlibの出力が画面に表示されました!
凄すぎです。
image.png

個人ごとで恐縮ですが、私は日本IBMに1991年に入社しておりまして、その翌年、IBMの株価が落ち込みヒヤヒヤした記憶が鮮明に残っております。その後、株価は持ち直し、ほっとしたしたのでした。
ついでなので、ChatGPTに「1991年以降のIBM株価の評価」に聞いてみました。

image.png

今回出力されたグラフを、もちろんGPT-4は知りませんが、大規模言語モデルが持っている2021年9月までの知識で、ここまで評価できるのですね。

終わりに

(あくまでの1〜2時間触ってみた個人的な感想)

Open Interpreterは、導入が簡単、途中エラーが発生するも自己解決しながら動き続ける、パッと答えが出る、ですごく便利ですね。
いや〜、驚いたw

あくまでも、一個人の感想です。

あと、実際に試される方へ!

オプション-yを指定すると、プログラム実行の確認をユーザーに聞き返してこないので便利ではありますが、実行したいタスクによりますが、Open Interpreterが生成するプログラムにエラーが頻繁に発生すると、修正とやり直しも頻繁に発生しているようで、GPT-4のRate limits(200 RPM)に引っかかるタスクを経験しました。
課金もそれなりに発生するので、

$ interpreter

のように、オプション-yを指定せず、都度、確認し実行を許可する方が安全かもしれません。
なお、OpenAIをご利用の場合、多少の遅れはあるものの、今どれぐらい使っているのかをOpenAIのUsageで見れます。ご参考まで!

image.png

追伸

別のお題もやってみました。
よかったらみてやってください。

参考

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