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はじめに
みなさん、IBM Videoというサイトをご存知でしょうか?
IBMが提供する製品をショート動画でわかりやすくご紹介している動画サイトです。
- スキルアップしたくてもなかなか時間が取れない
- 気になる製品があるけど、マニュアルを読んで理解するのはきつい
- 製品の特徴やメリットをクイックに知りたい
という方には、うってつけの動画を提供するサイトです。
興味のある方はぜひご覧いただければと思います。
今回ご紹介する動画へのリンク
概要
IBM z17は2025年4月8日に発表された次世代メインフレームで、AI活用と高度なデータ処理、そして量子時代を見据えたセキュリティを兼ね備えた革新的なIT基盤です。最新プロセッサー「IBM Telum2」や新AIアクセラレーター「IBM Spire」を搭載し、企業のビジネス成長とインフラ最適化を支える強力なプラットフォームとして設計されています。
デモの流れと特徴
1. z17の発表背景と進化
- 1964年のSystem/360から続くIBMメインフレームのイノベーションの歴史を紹介。
- z17は1〜4フレーム構成の柔軟な設計、最大64TBのAMメモリーデザイン、物理メモリの暗号化対応など、性能・容量・設計の面で大きく進化しています。
2. AI活用による企業価値向上
デモではz17がもたらすAI価値として、次の2点が強調されています:
-
ビジネス成長の加速
- データ分析高度化、業務プロセス自動化、顧客体験向上をリアルタイムで実現。
- 機関データとAIを同一プラットフォームで統合できる点が大きな差別化要因。
-
インフラ最適化とセキュリティ強化
- AIによる運用自動化・効率化
- システム全体のパフォーマンス向上
- AI活用型のセキュリティ対策を実現
3. Telum2プロセッサーによるアーキテクチャ強化
z17の中核となる新プロセッサー「IBM Telum2」の強化ポイントを詳細に解説:
-
高クロック化(5.5GHz)と高効率演算
シングルスレッド性能11%向上、省電力化も同時に実現。 -
大容量L2キャッシュ(36MB)による高速応答
AI推論やリアルタイム処理の遅延を低減。 -
新DPU(Data Processing Unit)導入
ASIC削減によるシンプル化と電力効率向上。 -
第二世代AIアクセラレーター搭載
量子化・行列演算性能向上により、大規模AI・生成AI処理をリアルタイム対応。
これにより 1日あたり最大4500億推論を1msで処理 する圧倒的性能を実現しています。
4. IBM SpireアクセラレーターによるAI強化
- Telum2を補完し、大規模AI処理をさらに強化する専用アクセラレーター。
- PCIeアダプター形式で柔軟に拡張可能。
- エネルギー効率に優れ、AIモデリングや推論精度を高める役割を担います。
5. 量子時代を見据えたセキュリティ
z17はz16に続き、量子コンピューター時代を想定した最先端のセキュリティを実装:
- 量子耐性暗号による多層保護
- デュアル署名形式でファームウェアは変更無しで量子攻撃へ対応
- Crypto Express 8Sの量子耐性API搭載
- 暗号インベントリー機能により、暗号利用状況を可視化し移行計画を支援
- リスク検知・脆弱性洗い出しを可視化するダッシュボード を活用可能
これにより、現在から未来に至るまで企業データを強固に保護します。
まとめ
IBM z17は、AI活用を前提とした次世代ビジネスに最適化された最先端のメインフレームです。
-
AIによるビジネス成長の加速
データ活用・自動化・顧客価値向上をリアルタイムで実現。 -
インフラの最適化と未来志向のセキュリティ強化
運用効率化と量子耐性セキュリティで長期的な信頼性を確保。
また、z17にはここで紹介しきれない多くの革新的機能が搭載されています。
企業の基幹システムを強化し、未来のIT戦略を強力に支えるプラットフォームとして、z17の導入が大きな価値を提供します。

