ぼんやりとしていた「プロダクトエンジニアとは?」という疑問が少し解消されました!
私はまだ顧客の現場に出向いたりはできていません、その機会を掴むためにも自分から働きかけていきたいと思います!
ビズ、セールス側と連携して顧客目線でより良いサービスを作っていきたいです💪
「Product Engineer Night」のスタッフ、登壇された方々、会場提供してくださった企業の皆様に感謝いたします!
1. 背景 🖼️
昨日、「Product Engineer Night」に参加しましたのでここにイベントレポートを書きます!
「Product Engineer Night」とは
プロダクト志向を持つエンジニアたちが集まり、知識と経験を共有し互いに学び、議論を深める場を創ることを目的としたコミュニティです
プロダクトエンジニアについてはこちらで解説されています!
2. LTレポート 🕵️
現場訪問で変わる毎日の開発 🏗️
現場がイメージできてないことに課題を感じられていたそうです。
カスタマーサクセスのオンボーディングに同行する行動力に脱帽しました!
現場に行ったことで毎日の開発で変わったこと ✨
- 現場に近いデータを使うことで実装の手戻りが減る
- 業務をイメージできることで機能がもたらす影響、優先度を判断できる
- 仕様検討でユーザ目線の意見が出せる
「現場に行って要望を直接聞くことでモチベーションが上がった」と言われていました。
これは本当に現場に行かないと味わえないなと思いました。
飲食業界のコンパウンドスタートアップである dinii (ダイニー) のドメインキャッチアップについて 🍖
ドメイン理解が浅いことで起きた失敗事例
開発
ボタンの順番を入れ替えただけで問い合わせが殺到
→ 飲食店のユーザの現場は本当に忙しいので感覚で使うこともある
運用編
ピーク時に不要になったメニューを削除すると、ロックが発生して各プロダクトに影響が出た
→ そもそもピーク時にメニュー削除する必要はない
ドメイン理解が深いことで起きた成功事例 ✨
日報、週報、月報を自動で本部に送る機能の開発→70%以上の顧客に使われる大ヒット機能となった
〜それまでは〜
終電ギリギリまでそれらのレポートを作成し、本部に送っていた
ドメインキャッチアップの為に実践したこと
- 業務体験
- ユーザのお店でスタッフとして働く
- オフィスにデモ店舗を作る
- 顧客ヒアリング
- 現場に行く
- 商談同席、録画を撮る
- VoC(Voice of the Customer)を知る
- 業務観察
- コニュニケーションツールに潜入
- ユーザのお店、競合プロダクトを使っているお店に行く
- ドメインエキスパートから聞く
- 全社MTGで事例共有
- ドッグフーディング
一番大事なのは、関係構築
- 相手にリスペクト、ビジョン、ミッションを伝える
- オフランインであう
- ギブしつつも、対話で引き出す
- 教えてくださいスタンス、一緒に作っていくスタンスは良くない(お客さんはペインを解消したい)
- 可能なら検証機能、MVP(Minimum Viable Product)でフィードバックをもらう
物流のデータモデルを探求する深淵な旅の軌跡 🚚
ドメインのキャッチアップの仕方とコアデータのモデリングの仕方についてお話しされていました。
データモデリングとは
現実世界を抽出し、システムで扱える概念に簡素化するプロセス
誤ったドメイン認知がデータ観点で引き起こす問題
- 業務を受け止めきれない
- 使われない入力フォーム
- 活用されないデータ
ドメインキャッチアップのポイント
- 顧客の行動を適切に記録できる構造か
- データのライフサイクルが言語化できるか
データモデリングにおける、ドメインキャッチアップのポイントは、「ユーザがどう入力して、どう出力を活用するか」
実際これだけだと甘くはなかったようで、9ヶ月間もドメインキャッチアップとデータモデリングを検討されていたそうです😵
話を伺って、言語化と認知の擦り合わせの大切さを知りました。
業務理解のためあえて開発を止めてエンジニアがアセットマネジメント業務を実際にやってみた話 🧑💼
業務改善ができていないのに理想の業務のあり方から逆算してシステムを開発していた
↓
自信を持って開発を続ける為に開発を止めてアセットマネジメント業務をすることに
ファンドの業務を一通りする
↓
なんと有価証券報告書を書けるようになられたそうです ‼️
業務をやってみてよかったこと
- 業務の中に改善のネタが見つかって改善まで持っていけた
- 業務になかった「手順」を自分たちで作ることができた
- システム化できる、できないの見極めができるようになった
ドメインエキスパートに近いPdEが開発で意識していること 🧠
ドメインエキスパートに近いが故のバイアス
クラウドセキュリティというドメインの為、エンジニアは開発現場のことはよく知っている
けど、社内のセキュリティ統括部のことはほとんど知らない
↓
ドメインエキスパートに近いが故にバイアスが内在
意識的にセキュリティ統括部のことを知る必要がある
プリセールスとして売る
- 営業に同席して課題のヒアリング、売るための訴求
- エンジニアだからこそ何が刺さって何が刺さらないか理解できる
551の下りが個人的に面白かったので載せさせて頂きます😂
BtoB SaaS開発のためのドメインキャッチアップについて、新卒3年目が新規サービス立ち上げに挑戦しながら学んだ経験をもとにお話しします 💡
新規サービス立ち上げ時のドメインキャッチアップ方法と、実際に感じたドメインキャッチアップの効果についてお話しされていました。
ドメインキャッチアップの方法
- ひたすらユーザヒアリング
- 世の中の類似サービスを調べる
- 国外のサービスまで調査されていました
- 実務の体験
- 資格の勉強
- 資格まで取る行動力を見習いたいです✨
ドメインキャッチアップの効果
- 業務を身近に感じやすくなり、ユーザ体験へのこだわりが生まれる
- 各社の様々な要望を汎用的な機能に落とし込める
製造業にディープダイブするためのドメインキャッチアップの施策あれこれ ⚙️
ドメインキャッチアップの実践
- 毎日の昼会
- ドメイン雑談会
- 毎週の全社会
- 社長報
- 顧客勉強会
- CSが担当顧客一社のCS状況をディープに共有する
- 業務プロセス、課題、プロダクト導入前後の変化
- 不定期
- ドメインの勉強会
- ドメインエキスパートによる勉強会
- 顧客の現場に訪問
- ドメインの勉強会
VoC の取り組み
- 顧客の発言を全部署から集約
- 顧客MTG中に登録
- VoCにより現場に行けないPdEも現場理解が進む
- 溜まっていく
プロダクトエンジニアの方がカスタマーサクセスも兼業されているそうです!
「ソースコードの1行からほぼ全てのドメイン情報に辿り着ける」、これが凄すぎて印象的でした✨
3. 直近の関連イベント 🔥
6/19です!
参加します、プロダクトエンジニアについてさらに理解を深めていきたいです!
4. 懇親会でお話ししたこと 🍖
- ユーザによって使い方が異なる
- プロダクトによってはユーザがどのように使っているかを見れないことがある
- 現場に行った際にはユーザがプロダクトを使っている場面を細かく撮影する
- 入力欄にある「備考欄」は類似した使われ方があると新機能となるかもしれない
5. 最後に
- 私はまだ顧客の現場に出向いたりはできていません、その機会を掴むためにも自分から働きかけていきたいと思います!
- ビズ、セールス側と連携して顧客目線でより良いサービスを作っていきたいです💪
- 「Product Engineer Night」のスタッフ、登壇された方々、会場提供してくださった企業の皆様に感謝いたします!
ステッカーをたくさんもらったので社内のエンジニアに配ります!