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CentOS6.9からCentOS7.4へのアップグレードをあきらめてクリーンインストールした話

Last updated at Posted at 2017-11-24

概要

CentOS6.9からCentOS7.4へアップグレードしようしたけど難しすぎたので
あきらめてクリーンインストールした時の作業を備忘録としてまとめておきます。

環境

Z230 Workstation (CentOS7.4をインストールするパソコンの機種)
CentOS6.9 (バージョンアップ前)
CentOS7.4 (バージョンアップ後)
Mac mini (Late 2014) OS: High Sierra (ディスクイメージの用意などに用いたパソコン)

背景

CentOS6.9からアップグレードしてCentOS7.4にしようと色々な記事を参考に作業を進めたが難しすぎて、
知人にもクリーンインストールをした方が良いと言われたので結局クリーンインストールを行いました。
備忘録と他の人の参考になれば幸いと思い記事にしておきます。

仕様

今回はすでにCentOS6.9に入っているデータは全て消去する前提の話です。
インストールするCentOS7.4はCUIのみでGUIはインストールしていません。
(おそらく2. CentOS7.4のインストールの作業を行うときに設定で選べるとは思います)
なお、この記事の作業を行うときは自己責任でお願いします。

作業

0. バックアップ

バージョンアップ前に消去したくないデータだけ scp などを使って他のパソコンに保存しておきました。
全て消して構わないという方は何も特にしなくて良いと思います。

1. ディスクイメージの用意

CentOS公式サイトにてDVD ISOをクリックすると
CentOS Mirror サイトが表示されます。 Actual Countryの項目に日本のミラーサイトが表示されていますので
その中のいずれかをクリックするとダウンロードが開始されます。私は今回理研を選びました。

続けて新品のDVD-Rを用意しそちらをDVD-Driveに入れます。
Finderを起動し、ダウンロードしたディスクイメージを右クリックするとディスクイメージを◯◯に書き込むと表示されますのでそちらを選択します。
(◯◯は用意したDVD-Rの製品名だと思います)

私のパソコンでは30分ほどで書き込みが完了しました。
これ以降の作業はすべてCentOS7.4をクリーンインストールするパソコンで行います。

2. CentOS7.4のインストール

私のパソコンでは先ほど用意したDVD-Rを入れて再起動すると自動でInstall CentOS 7と表示されるインストール準備画面が表示されました。

そちらを選択するとGUIで操作できるインストール画面へと進みます。

インストールの設定を色々選べるので選んでいきましょう。
一番大事なのは今回の場合CentOS6.9のためにハードディスクがすでに割り当てられているのでCentOS7.4をインストールする容量がないことです。

そこで

インストール先の項目を選択

インストールするハードディスクドライブとしてCentOS6.4が既にインストールされているドライブを選択

完了のボタンをクリック

まで行うとインストールするための容量が不足していると警告が表示されます。

続けてそちらの警告画面で

領域の再利用を選択

どのハードディスクドライブを削除するか選択できる

今回はすべて削除 を選択

最後に領域の再利用を押す

こうすることで、CentOS6で作成したパーティションやフォルダを削除することができました。
くれぐれもデータが必要な場合はバックアップをとっておいてください

次に大事なのがネットワークの選択だと思います。ネットワークとホスト名の項目で設定できます。
有線LANでの接続などを検討している場合はこちらの設定をしておかないと他のパソコンからSSHで接続したり、インターネットを使うことができなくなり、私は再インストールし直す羽目になりました(一敗)

その他自身に必要な設定をし終わったらインストールの開始をクリックしてください。
インストールが開始され、インストール中にrootパスワードの設定ユーザの設定を行うことができます。

私のパソコンの場合、30分ほどでこちらも作業が終了しました。

2+α もし再インストールする羽目になったら

私のように再インストールする羽目になった場合BIOSの設定でDVD-Rを入れておいても
インストールされているCentOS7.4の起動が優先され再インストールができなくなる場合があります。

そのような場合まずパソコンの再起動時にBIOSモードを起動しましょう。
私のパソコンZ230 workstationはF10を1秒間に1回以上押せばBIOSモードに切り替わると公式ホームページで説明されていました。
ご自身のパソコンがどのキーを押せば良いか分からない場合は ご自身のパソコンの型番 bios mode key なんて言葉で検索するとうまくいくかもしれません。

BIOSモードを起動できたら起動の優先順位を変える設定の項目を探します。
こちらもお使いのパソコンで変わってくると思います。
私のパソコンの場合StorageBoot Orderで優先順位を変え最後にSave and Exitで設定を保存し再起動することができました。

その後、今度はDVD-Rの起動が優先され無事再インストールすることができました。

3. IPアドレスの確認

インストールが無事終わり再起動されたらCUIの画面が起動し、ユーザ名とパスワードを打ち込むと無事ログインができます。
インターネットに接続するように設定している場合はip addressでIPアドレスが表示されます。
(ifconfigコマンドはCentOS7.4では標準では使えないです)

4. 他のパソコンからのSSH接続の設定

ここでまたMac miniに戻ってSSH接続ができるか試します。
3. IPアドレスの確認で確認したIPアドレスへとSSH接続をします。
この時CentOS6.4時とIPアドレスが変わってなかったら中間者攻撃を受けている可能性があるという旨の英語の警告文がでます。
これは同じIPアドレスなのに中身が別のパソコンになったのが原因だと考えられます。

今回の場合は中間者攻撃を受けているわけではないので
ssh-keygen -R x.x.x.xとすることで対処できました。
(x.x.x.xはCentOS7.4のIPアドレス)

また名前接続をしたい場合はMac mini/etc/hosts
x.x.x.x NAME
という行を追加してあげると良いです。
(x.x.x.xはCentOS7.4のIPアドレス、NAMEは指定したい名前)

以上で作業は終了です。

まとめ

以上の作業をすることでCentOS7.4をインストールすることができました。
慣れている方からしたら当たり前のことかもしれませんが私のようなレベルの方の助けになれば幸いだと思ってまとめました。

この後は自身が使うであろうソフトをyumなどでインストールしていけば良いと思います。
私はDockerGitを以下のサイトを参考にインストールしました。

よきLinuxライフを!

参考

最後に参考にさせていただいた記事を掲載いたします。ありがとうございました。

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