#0. はじめに
Inventorのアドイン マネージャ
についての情報をまとめます。
#1. 情報の保管場所
アドイン マネージャ
では、各アドインのロード状態、自動ロード、ブロック解除を設定できます。この情報は、以下に保管されています。
%APPDATA%\Autodesk\Inventor <バージョン番号>\Addins
# 言い換えると
C:\Users\<User Name>\AppData\Roaming\Autodesk\Inventor <バージョン番号>\Addins
この中に、拡張子が.addin
のfileがあり、ここに記載されている内容は各AddIn標準の.addin
を上書きするようです。
このdirectoryを複数用意して差し替えることにより、使用するAddIn構成を変更できます。
#2. 説明の多言語化
Inventor標準のAddInでは、説明領域の文章が言語によって変わります。
これは、.addin
内のtagにLanguage
属性を指定することで可能になります。
<Description Language="1033">This is useful command!</Description>
<Description Language="1041">これは便利なコマンドです!</Description>
参考例として、
%ProgramData%\Autodesk\Inventor 2020\Addins\Anark.Core.addin
を見ると記述方法が良くわかると思います。
恐らく本ページを見られている方は、日本語と英語、場合によってはもう幾つかの言語について記述するのでしょうが、記述されていない言語のInventorで見た場合は、どの言語が選択されるのでしょうか。
私の実験結果では、
- 英語(
Language="1033"
)がある場合は、それが選択される。 - 英語(
Language="1033"
)がない場合は、もっとも番号が若いものが選択される。
ようです。
#3. APIからのaccess
APIでは、Application.ApplicationAddIns
から、各種情報の取得および、Activate()
とDeactivate()
が出来ます。
#4. 注意点
アドイン マネージャ
からでもAPIからでも、無効/Deactivate()
は、AddInのDeactivate()
を呼ぶだけで、memoryからはunloadされません。
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Autodesk Inventor API Hacking (概略)