◆はじめに
記事を開いていただきありがとうございます!
アドベントカレンダーは3回目の参加となりますが、まだまだ慣れません…。
今回、3年の間に私が関わることの多かった新規テスターへの受け入れ後、頻繫に起きていた問題をまとめました。
各社で独自の研修カリキュラムがあると考えますが、何かの参考になればと思います。
※主観も入っているため、ご了承ください。
◆前提として
新規テスター受け入れ時、研修の流れとしては以下の通りに進行していました
・過去の研修例
https://qiita.com/yamanao/items/8ec32fc48921b8871539
①共通研修
②各チームでOJT期間(1ヶ月ほど)
③本格的に業務開始
この記事では②と③で主に発生した問題のまとめになります。
◆研修時に感じていた課題
①共通言語の模索
OJT期間中に業務で使用する用語やプロジェクトによって変わる用語を共有すると思われます。
その際、新規テスターが理解しきれていない時期に用語を使用して連携を行い、コミュニケーションでのロスが発生しました。
②仕事への理解度
QA検証を行う上で、手順の把握や実行時の注意点等、慣れていないものや合っているか不明のまま進行していた事象がありました。
③可視化されていない問題点
研修やOJTの際に私がよく言ってしまう言葉で「不明点があった際には質問お願いします」があります。
しかし、新規テスター視点では自身の理解度が把握できていない場合があり、不明点があるにも関わらず「質問はない」となる事象がありました。
◆解決へ向けたアクション
①共通言語の模索
私は新規テスターとコミュニケーションを取る際、最初は用語を控え、相手に伝わりやすいように標準語で説明し、その後徐々に用語へと切り替えることを心掛けました。
例:実機と開発内で使用されているイベントの用語が異なっているものがあり、最初は実機の用語に合わせて徐々に開発内で呼ばれている言葉に切り替えていった。
②仕事への理解度
新規テスターは「間違っていない」つもりで進行していても、認識齟齬や手順のミスが後ほど発覚する事象が過去にありました。
そこで手順や注意点を新規テスターから発信する機会を与えてみました。
例:テストケース実行中に手順の確認をテスターに問いかけ、実施した実機動画や、その場で手順の説明を行ってもらい、確認を行った。
③可視化されていない問題点
私と新規テスターに認識齟齬は表面上発生しておらず、お互いに「大丈夫だろう」となっていますが、この状態では「問題が隠れているだけ」となってしまい、結果的にアラートが遅れることになってしまいます。
そこであらかじめ、自身の体験や過去の事象をもとに不明点になりそうな箇所の共有を行うと同時に不明点になりそうな箇所を新規テスターへ質問として確認を行いました。
例:過去に発生した類似の障害や、誤った手順で進行していた事象を事前に共有を行った。
◆それぞれのアクション結果
①共通言語の模索
新規テスターが用語を正しく覚えることができ、正しい意味で使用できるようになっていきました。
結果として、円滑なコミュニケーションが行えるようになり、用語での認識齟齬が発生しにくくなりました。
②仕事への理解度
手順の間違いや、認識が相違している箇所を事前に指摘することができ、実行時のミスや再検証が減っていきました。
また、新規テスターも手順を振り返る際に疑問点などが挙がり、業務への理解度が上がっていると感じます。
③可視化されていない問題点
可視化されていない問題のため、都度発生してしまうケースもありますが、実施前と比較した際、「問題が隠れているだけ」の状態を減らせていたと考えています。
◆さいごに
それぞれの課題に対してアクションを行ったところ、過去に私が関わった新規テスターと比較した際に成長速度が上がっていると考えております。
以上、3点挙げてみましたが、いかがでしょうか。
主観にはなりますが、3年間通して頻繁に遭遇した事象を挙げており、共感をいただける部分もあれば、そうでない事象もあると考えています。
しかし、誰しも最初は研修を受ける側。
昨今は相手に寄り添う風土になっていると思いますが、研修を行う側も初心を忘れず、ふとした時に自分が研修を受けていた時期を思い返すことも大切なことだと思っています。
ここまで読んでいただいた方に少しでも役立つ記事となっていれば嬉しい限りです。