はじめに
はじめまして、記事を開いていただきありがとうございます!
今回、遠隔地で採用されたQAテスターの研修を行う側になり、色々思うことや反省があったので、記事を書こうと思いました!
初めて書くので、拙い箇所しかないと思いますがよろしくお願いします。
経緯
QAテスター研修では、実際に面と向かって会う回数は少なく、ほぼオンラインの研修を実施しました。
そのため、チャット上やオンライン会議をメインとして研修を行い、実際にQAテスターとして稼働するまでの期間中で主に関わっています。
今回は研修を通して自身で工夫したことや、反省点を書いてみました。
研修中に実施したもの
研修の流れ
今回の研修では、共通の基礎研修を事前に行い、その後過去に使用したテストケースに沿った追い検証を実施しました。
テストケースは一部変更をして不具合が発生している状態を意図的に作り、実際に「不具合を検知する」体験を行えるようにし、追い検証はOJT形式で研修を行いました。
OJT時に実施したアプローチ
①OJT実施時の流れ
OJT実施時には下記を意識して実施しました。
・OJT実施前に注意事項やNG行為の共有を行い、実施中にトラブルが発生しないようにした
・事前に解消可能な疑問点は共有し、検証中に「わからないまま検証を進める」が発生しないようにした
・検証中に不明点があった際、都度連絡をしていただき、その都度解消を行えるようにした
②質疑シートの作成
質問や疑問点があった際、各自チャットで連携を行っていたのとは別に、質疑シートを作成してナレッジ共有の場としても使用できるようにしました。
実際に会う機会が多いと、些細な事でもすぐに聞けると思いますが、チャット上で行うのは報告が多くなると思い作成した面もあります。
研修を実施した振り返り
OJTメインで進行していったので、研修期間中は多くの質疑があり、その都度解消してく流れになっている状態でした。
実施したアプローチの結果としては下記になります。
①検証手順の共有(OJT)
実施してみると、事前説明後に質疑を聞いても「実際にやってみないとわからない」となる事が多く、検証している間に出た疑問を解消していく流れが一番多かったです。
実施してみた振り返りとしては、研修を行う側からすると「不明点があったら質問して欲しい」と思うことが人によってはあると思いますが、実際は研修を受ける側からすると「不明点であることがわからない」ことが多くあると感じました。
(追い検証時の細かい手順など、類似検証を複数回行った際に手順の質問が来たので、痛感しました)
早い段階から研修を行う側と受けている側で「今どの段階まで理解して検証を行っているか」のすり合わせは大切だと感じ、mtg等を行っていましたが、質問が来るまで把握できないこともあったので、次回実施することがあった際には意識して、今回の反省を活かしていきたいと考えています。
②質疑シートの作成
作成後すぐは使用されていましたが、追い検証を実施してからは手順や共有事項のナレッジ共有シートとなっており、想定していた意図とは少し異なった使い方になっていました。
今後の展望
・「不明点であることがわからない」箇所を研修時から減らしていく
実施していると「そもそも何を質問していいかわからない」と言った意見があったため、具体的な質問例(仕様と実機での相違や、指示されている細かい手順など)を共有し、「この箇所は質問して欲しい」箇所を研修時に設けることで、解消していきたいと考えています。
→経験に伴って質問の数や質は上がってくるので、早い段階でそのレベルに持っていけるようなアプローチが必要だと考えています。
・「実際にやってみないとわからない」箇所を事前に共有し、手順を理解したうえで研修を行う。
今回の研修で実際に発生した箇所をもとに、事前に共有する事で、検証時に予想される質問を事前に解消する
→しかし、アプローチの仕方次第で質疑の場を減らしてしまう可能性があると考えているため、検討していこうと思います。
さいごに
リモートメインの研修を行いましたが、実際に想定していたよりも連携面で支障が出ていたかな…と感じています。
ナレッジ共有の面で自分からアプローチを行ったり、不明点の解消には向き合ったものの、実際に研修を受けている側からの意見や事象共有がないと難しいと思った点も複数あったため、アプローチの方法は改善の余地がありだなと考えました。
この記事が何かのお役に立てれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!