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MuleSoftAdvent Calendar 2019

Day 23

MuleSoft Anypoint Platform デプロイメントオプション

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MuleSoft Anypoint Platformの構成要素と、その配置パターンの組み合わせからなるデプロイメントオプションについて説明します。

Plane

Anypoint PlatformにはControle PlaneとRuntime Planeの大きく2つのトップレベルの要素から構成されています。
image.png

Controle Plane

APIの設計、再利用、管理といったサービスセットを提供する要素で、Design CenterやManagement Center、Exchangeに該当します。
Controle Planeには以下のタイプがあります。

  • US Cloud
    米国内のクラウドにホスティングされているマルチテナント構成のControle Plane。

  • EU Cloud
    EUのGDPR(一般データ保護規則)に従ったEU向けのマルチテナント構成のControle Plane。

  • Goverment Cloud
    米国政府機関専用に設計されたControle Plane。

  • Private Cloud Edition
    クラウドソリューションの使用を制限する厳しい規制またはコンプライアンスの要件がある場合に、オンプレミスやプライベートクラウドでホスティングするタイプのControle Plane。

Runtime Plane

アプリケーションがデプロイされる場所であり、MuleランタイムエンジンおよびAnypoint Connectorsなどの他のアプリケーション関連サービスが実行される場所です。

  • CloudHub
    AWS上にホスティングされた
    MuleSoftが運用するMuleランタイムのクラウドサービス。99.99%の稼働率や、ワンクリックでのスケーラビリティが行える。

  • On-Premise
    自前のサーバにMuleランタイムをホストおよび管理する構成。

  • Anypoint Runtime Fabric
    CloudHubのようなスケーラビリティやダウンタイムなしの再デプロイメントの機能を、オンプレまたはAzureやAWSなどでホスティングする構成。

Deployment Option

Controle PlaneとRuntime Planeの組み合わせにより、以下のデプロイメントオプションがあります。

  • CloudHub
    Control Plane:マルチテナントCloud
    Runtime Plane:CloudHub
    全てクラウドで構築するインテグレーションプラットフォーム (iPaaS) の構成。

  • Hybrid
    Control Plane:マルチテナントCloud
    Runtime Plane:On-Premise
    データセンター内だけでの連携など、クラウドにはデータを流さずオンプレだけで処理をする構成。

  • Anypoint Runtime Fabric
    Control Plane:マルチテナントCloud
    Runtime Plane:Anypoint Runtime Fabric
    オンプレサーバの管理を自動化しスケーラビリティやダウンタイムなしのデプロイメントを実現する構成。Hybrid構成のRuntime管理を高度化したイメージ。

  • Anypoint Platform Private Cloud Edition
    Control Plane:Private Cloud Edition
    Runtime Plane:On-Premise
    Runtimeで処理されるデータだけでなく各種メトリクス等も含めて全て閉じた環境で扱うような厳しい規制やコンプライアンス要件がある場合の構成。
    Control PanelにマルチテナントCloudを使う場合と比べて機能的な制限がある。

#まとめ
実際の導入にあたっては、CloudHubまたはHybridパターンを採用するケースが殆どではないかと思います。場合によってはRuntime PlaneにCloudHubとOn-Premiseを組み合わせて運用する選択肢もあるかと思います。
ネットワークを含めた基盤としての要件を鑑みて、導入計画の初期から最適なデプロイメントオプションを検討する事が重要です。

参考
MuleSoft Document - Deployment Options

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