HTTPメソッドには「GET」「POST」「PUT」「PATCH」「DELETE」などがありますが、それぞれ異なる役割を持っています。わかりやすい例えを使って説明しますね。
GET
例え: メニューを見る行為 説明: GETリクエストは、サーバーからデータを取得するために使われます。たとえば、ブログの記事一覧や特定の記事の内容を表示するときに使います。これはデータを「取りに行く」だけで、サーバー側に変更は加えません。
例:
GET /posts
→ 投稿一覧を取得する。
GET /posts/1
→ IDが1の投稿を取得する。
POST
例え: 注文を新規に行う 説明: POSTリクエストは、新しいデータをサーバーに送信して作成するために使います。たとえば、新しいブログ投稿を作成したり、ユーザー登録を行う際に使用されます。
例:
POST /posts
→ 新しい投稿を作成する。
POST /register
→ ユーザーを登録する。
PUT
例え: メニューの注文内容を完全に変更する 説明: PUTリクエストは、既存のデータを完全に置き換えるために使います。たとえば、既存のブログ投稿の内容をまるごと書き換える場合に使用します。データ全体を上書きするという点でPATCHと異なります。
例:
PUT /posts/1
→ IDが1の投稿を完全に更新する。
PATCH
例え: 注文内容の一部を修正する 説明: PATCHリクエストは、既存のデータの一部だけを更新するために使います。たとえば、ブログ投稿のタイトルだけを変更したいときに使用します。PUTのようにデータ全体を更新するわけではなく、部分的な変更です。
例:
PATCH /posts/1
→ IDが1の投稿の一部を更新する。
DELETE
例え: 注文をキャンセルする 説明: DELETEリクエストは、サーバーからデータを削除するために使います。たとえば、ブログ投稿を削除する場合に使用します。
例:
DELETE /posts/1
→ IDが1の投稿を削除する。
このように、各HTTPメソッドにはそれぞれの役割があり、操作内容に応じて使い分けます。