最初に
今回はDockerのコンテナを使って最速でAnsible-Playbookの実行環境の構築する手順を紹介します。
前提として、Dockerデスクトップをインストールしておいてください。
コンテナを作成
Dockerの入っている環境内(CMD)で下記コマンドを入力してコンテナを作ってください。
コンテナ名は任意の名前に変更してください。your-contaner-name
docker run -it --name your-contaner-name ubuntu:latest bash
Ansibleをインストール
作成出来たらコンテナのシェルに入ります。
docker exec -it your-contaner-name /bin/bash
下記コマンドで依存関係をインストールします。
apt update
apt install ansible -y
全て正常に実行出来たら下記コマンドで導入を確認します。
ansible --version
これでAnsible-Playbookを起動する環境が完成しました。
動作確認
Ansible-Playbookでは様々なことができます。
Ansibleについて詳しく説明しているサイト
Ansible-Playbookの一番の特徴は冪等性という同じ操作を何度繰り返しても結果が同じになる性質です。
例えば下記のようなコードの場合は何回実行しても同じテキストファイルが生成されます。
- コンテナ内の
/root
に下記の内容のymlをコピーしてください
test.yml
---
- name: Test Ansible Playbook
hosts: localhost
tasks:
- name: Write "Hello, World!" to the file
ansible.builtin.copy:
dest: /tmp/test.txt
content: "Hello, World!"
-
/root
にtest.yml
がある状態でコンテナのシェルに下記コマンドを実行してください
ansible-playbook -i localhost, -c local /root/test.yml
これで/tmp
にtext.txt
が生成されます。
最後に
この例ではとても単純な操作を紹介していますがansible-playbookでは鍵登録やユーザー登録など、もっとインフラ寄りなセットアップをすることができます。
機会があれば参考にしてみてください。
ありがとうございました。