LoginSignup
4
2

More than 3 years have passed since last update.

Oracle Cloud Infrastructure Computeで古いOSイメージを使用する

Last updated at Posted at 2020-12-11

1. はじめに

Oracle Cloud InfrastructureでComputeインスタンスを作成するとき、古いバージョンのOSイメージを使いたいときがある。たとえば、既存環境と同じイメージを使いたいときや、yum/dnfのテストをしたいときだ。その方法を説明する。

なお、特別な要件が無い限り、新しいイメージを利用することを推奨する。新しいイメージでは単にパッケージのバージョンが新しくなっているだけでなく、追加のパッケージや、その他の改修が加わっていることがある。そのためyum updateしただけでは同じにならない可能性があるからだ。

1-1. 対象環境

  • Oracle Cloud Infrastructure Compute

2. 古いイメージを指定する

Infrastructure Console(WebUI)では、ドロップダウンリストなどで古いイメージを指定できない。古いイメージを指定するには、イメージのOCIDを入力する必要がある。OCIDを調べるには次の2つの方法があり、それぞれについて説明する。

  • 既存インスタンスのイメージOCIDを利用する
  • マニュアルのイメージリストからOCIDを探す

2-1. 既存インスタンスのイメージOCIDを利用する

この方法は、同一リージョンに利用したいComputeインスタンスが存在するときに使える方法だ。異なるリージョンのイメージOCIDは利用できない。

  1. Infrastructure Consoleで、利用したいComputeの詳細ページを表示する。そのページの「Image」をクリックする。 comp-img06.png

2.「Copy」をクリックして、OCIDをコピーする。
comp-img07.png

3.Computeの作成ページで「Change Image」をクリックする。
comp-img04.png

4.「Image OCID」タブをクリックし、コピーしたOCIDをペーストして「Select Image」をクリックする。
comp-img05.png

5.あとは通常通りインスタンスを作成すればよい。なおAlways Freeでは、Free対象のイメージでも、古いバージョンによっては使えないことがあった。

2-2. マニュアルのイメージリストからOCIDを探す

こちらの方法はマニュアルからOCIDを調べる方法だ。

  1. Oracle Cloud InfrastructureマニュアルのImagesページから使用するOSイメージを探す。 comp-img01.png

2.使用するイメージが決まったら「Read more」をクリックする。
comp-img02.png

3.インスタンスを作成するリージョンのOCIDをコピーする。
comp-img03.png

4.あとは同じ操作で作成できる。

4
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
2