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Archにxfceを導入する(初心者向け)

Last updated at Posted at 2019-10-22

Xfceの特徴

  • 動作が軽い
  • カスタマイズ性が高い

導入方法

  • まずターミナルを開く
  • 当たり前ではあるが、root権限(sudoで可)が使える環境が必要。
  • yayが使える環境(特にこだわりがなければ導入すべき)の場合はsudo pacmanの部分をyayに置き換えてもよい(例:sudo pacman -Syuyay -Syu)

必須パッケージのインストール

  • xfceを動かすのに必要なものをインストールする
必須パッケージ
~$ sudo pacman -Sy
 # Archはパッケージの情報が古いままだとインストールがうまく行かないのでそれを更新

~$ sudo pacman -S xfce4 xorg-server lightdm lightdm-gtk-greeter pulseaudio pavucontrol

追加パッケージのインストール

  • 使い勝手や見た目をもっと良くするために、追加でパッケージをインストールする
Xfceを強化するパッケージ
~$ sudo pacman -S xfce4-goodies gvfs file-roller ntfs-3g
  • xfce4-goodiesはXfce関連の追加パッケージ(必須レベル)
    • 音量調節パネルとかファイルマネージャーとか
  • gvfsはゴミ箱とかを追加するやつ
    • gvfs-mtp等、スマホのデータを読み書きするには追加パッケージが要るかも
    • 詳しくはArchWikiを見てね
  • file-rollerをインストールすると、zipとかを右クリックした時にextract hereが使えるようになる(入れないうちにそれをしようとNo Suitable Archiveなんちゃらって怒られる)
  • ntfs-3gはWindowsのNTFSを読み書きするためのパッケージ

LightDM

  • Linuxにはディスプレイマネージャーという概念があって、LightDMはそのうちの1つ
  • LightDMにはGreeterというものが必須で、デスクトップが起動したときのログイン画面の役割を果たす(無かったらGUIでログインできない)
  • Greeter各種の中にはAURパッケージが多いので、yayの導入をおすすめする(AURパッケージの管理が114514倍楽になるクスリ)
  • ここではAURパッケージをyayでインストールする
  • どんなGreeterがあるかについてはArchWikiをご覧あれ

Greeterを選択

  • デフォルトのGreeterを指定する
  • [Seat:*]の行以降にあるやつをアンコメントして以下のように編集する
/etc/lightdm/lightdm.conf
[Seat:*]
…
greeter-session=lightdm-gtk-greeter
 # lightdm-gtk-greeterの部分は自分の入れたいものに合わせて変更する

LightDMを有効にする

  • システム起動時に自動でLightDMが起動するようにする
LightDMの有効化
~$ sudo systemctl enable lightdm

日本語入力

  • 日本語の文字を打てるようにする

必須パッケージのインストール

~$ sudo pacman -S fcitx-im fcitx-mozc fcitx-configtool noto-fonts-cjk
 # fcitx-imをインストールする時になんか聞かれるけどそのままEnter押して大丈夫

有効化

  • ホームディレクトリに'.pam_environment'というファイルを作って(既存の場合はそのファイルに追記)以下の内容をコピペする
~/.pam_environment
GTK_IM_MODULE DEFAULT=fcitx
QT_IM_MODULE  DEFAULT=fcitx
XMODIFIERS    DEFAULT=@im=fcitx
  • それでもうまく行かないのならArchWikiを見てみましょう

おすすめスキン

  • 変換中のウィンドウとかの見た目を変えられる
  • もちろん自作だってできる
  • 以下に示すのは所謂マテリアルデザインなやつ。かっこいい。
fcitx-skin-material
~$ yay -S fcitx-skin-material
  • インストールしただけでは何も変更されないのでfcitx-configtool等からスキンを適用しよう。
    • (設定画面のAppearanceタブ→"Show Advanced Options"にチェック→一番下の"Skin Name"の欄にmaterialと入力すればOK)

設定

  • fcitxは素のままではあまり使い物にならないので、多少調整する

mozcの有効化

  • fcitx-configtoolを開いて、Input Methodのタブから"Mozc"を追加する
  • 日本語配列キーボードの人は"Keyboard - Japanese"も追加
  • それ以外は使わないし、リストから削除してOK

切り替えキー

  • 英語入力と日本語入力を切り替えるキーを設定する
  • "Global Config"タブの一番上にある"Trigger Input Method"で変更できる(2つまで設定可)
  • Escで空にできる
  • Mac風にかな/英数を切り替えたい人は、"Global Config"タブの一番下にある"Show Advanced Options"にチェックを入れて、"Activate input method"の欄にかなに割り当てたいキーを、"Inactive Input Method"の欄に英数に割り当てたいキーを設定するとよい。

mozcの設定

  • デフォルトでは設定ツールのショートカットを作ってくれないので直接起動させる
mozc設定の起動
~$ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog

完了!

  • システムを再起動しよう
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