先日、Microsoft Business Applications Summit で紹介された Power Apps の Mixed Reality(以降、MR)機能を紹介しました。記事投稿後にプレビュー機能をONにすると、もう1つコントロールが追加されることに後から気づきました。今回は、その追加で気づいたコントロール「3D で表示」(View In 3D)を取り上げます。
機能としては3Dデータを表示するコントロールです。MRはスマホじゃないと動作しませんでしたが、3Dデータの表示はPCのブラウザーでも利用できました。Surface 等のタッチ画面に対応したPCであれば、シングル・ダブルタッチでグリグリと3D画像を動かすコトができますよ。
もくじ
事前準備:プレビュー環境構築方法など
View in 3D #01 :概要 ※当記事
View in 3D #02 :Source指定方法
View In 3D #03 :ODfB+Excelで表示
Mixed Reality と 3D を試すには
実際に Power Apps の Mixed Reality を試してみたい方は、下記の記事を参考に環境をご準備ください。また、リンク先の記事でも記載しておりますが、MR機能は記事投稿時点ではプレビュー機能になります。今後のVerUp等で変更になる可能性もありますのでご認識のうえご利用ください。
#PowerApps の Mixed Reality(MR)機能を試してみた!
参考URL
まず、3D表示も含めたMR機能全般のDocsは下記になります。末尾のリンクから各々の機能詳細へ飛ぶコトが可能です。
■Add mixed reality components to your canvas app (Preview)
https://docs.microsoft.com/en-us/powerapps/maker/canvas-apps/mixed-reality-overview
上記のページからもジャンプできますが、今回取り上げる「3Dで表示」の情報は下記URLから確認可能です。
■View 3D content in canvas apps (Preview)
https://docs.microsoft.com/en-us/powerapps/maker/canvas-apps/mixed-reality-component-view-3d
動作イメージ
#PowerApps + MR View in 3D pic.twitter.com/d3Ci17nIMU
— やま (Yama) (@yamad365) May 8, 2020
ドロップダウンから3Dデータの情報を選択して、[3Dで表示]コントロールへ選択された情報を表示しているだけ、です。指1本(シングルタッチ)で回転、指2本(ダブルタッチ)で拡大・縮小と回転が可能でした。
なお、利用している機種は iPhone Xs。無線LANに接続した状態ですが、3Dデータの読み込みは時間かかりますね。
.glb 以外はサポート外?
3D画像はいくつか種類があるようで、各々の形式で拡張子が異なるようです。画像データの”.png”や”.jpg”みたいなモンですね。気になったので、Windows 10 の「ペイント3D」で指定可能な”.3mf"が表示できるか試してみました。
#PowerApps 3D表示は .glb 以外はダメぽい pic.twitter.com/oj0U98a04t
— やま (Yama) (@yamad365) May 8, 2020
動画のように”.glb”拡張子のファイル以外はサポートされてないようで、表示することができません。おそらく、事前に紹介したDocsの下記部分が該当するのでしょう。
You can set the source for 3D content as a direct URL to a .glb file
「URLで直接”.glb”拡張子の3D画像ファイルを指定するコトができるよ」ってニュアンスかと思いますが、ようは「".glb"ならURL指定が可能だぜ(他の拡張子をサポートしてるとは言ってない)」ってコトですかねぇ(;^ω^)
続きます
この後も[3Dで表示]を調べてみたのですが、少々”クセが強い!”と感じる部分が多々あります。なので、調べたことをまとめながら記事にしていこうと思います。
というコトで、今回はここまで。
次回は先ほど紹介した動作イメージのアプリ詳細を記事にする予定です。”.glb”拡張子のファイルをURL指定で云々に関しても取り上げる予定です。
それでは、皆さま、素晴らしい Power Platform Life を!