この記事は 「Power Apps Advent Calendar 2025」の シリーズ2、2025/12/23 担当ぶんです。
2021/10/20 初版が発売されてから約4年。
#JYApps本 の改訂版が 2025/12/22 に発売されました!!
ありがとうございます。ありがとうございます。
Microsoft Power Apps 入門 第2版 とは?
盟友 じゅんじゅん との共著です。じゅんちゃん、お疲れ様でした!
Power Apps の初学者向け書籍になります。単なるリファレンス本のような関数や機能を淡々と説明している内容ではありません。架空の物語をベースに、主人公と一緒に Power Apps を学び、手を動かしていただくことで幾つかのアプリが完成する内容になっています。
初版に着手する際、著者双方ともに速攻で合意した「Power Apps で”アプリを作る楽しみ” と ”考え方” をお伝えする内容にしよう」と目標を決めて書き上げた内容になっている……ハズです。初版の発売以降、Power Apps のバージョンアップなどで機能が一部変更になったりして本の内容が一部ミスマッチな状態になった後も「考え方を学ばせるのに最適」という理由で、後輩やメンバーの方へ書籍をご紹介いただいた、というお声を複数の方からいただいています。著者の我々が目指した姿に少しはなっているのかな、と感想をお寄せいただいて皆様のおかげで自信を持てています。本当にありがとうございます。
第2版は、初版の発売から約4年が経過する間に発生した Update 情報を可能な限り取り込みつつ、モダンコントロールにも対応しています。全体的に初版の流れは踏襲しつつ、後半になるにつれて新しい話題になっており、Power Apps の Copilot機能も……と、これ以上書くとネタバレになってしまいそうなので、ここらへんでやめておきますが、とにかく可能な限り盛り込んでいます。なお、まさかモダンコントロールの全機能が 2026年に GA する予定になるとは思ってもみなかったです汗
あらためて、初版もお手に取っていただいた皆様、ありがとうございます。お時間があれば、初版と改訂版でどこが変わったか?もお楽しみいただけるんじゃないかな、と著者の我々は楽しみにしています。
SNS で感想をお寄せいただく場合は、ハッシュタグ #JYApps本 をつけていただけると嬉しいです。オンラインストア等での感想も大歓迎です。特別に不満な点がなければ、是非とも最高評価でお願いします!
ご指摘事項やクレームも歓迎なのですが、その際は何でもいいので1か所でも褒めた後で書いてもらえると精神衛生上ありがたいですw
誤記などを見つけた方は、出版社さん経由でご連絡をお願いいたします。
著者の我々に直接お伝えいただいても対応が難しいので、何卒ご協力をお願いいたします。
関連リンク
出版社は翔泳社さんです。
Amazon にもあります。
楽天ブックス にもちゃんとあります。
まだ、著者自身がリアル本屋にいけてないのですが、もし平積み等になっていたら SNS 等で前述のハッシュタグつけて投稿いただけると嬉しいです。あ、もちろん書店さんに撮影の許可は取ってくださいね。
余談
昨今の物価高は、出版業界にも影響しているそうで、我々の担当編集さんが嘆いていました。紙も、印刷用のインク等資材も、電気代も様々なモノが値上がりしているので、書籍も値上げをせざるをえない状況にあるらしいです。そう言われて、漫画の単行本や週刊誌も数年前と比較すると高くなっていますよね……と思ったのを今も思い出しています。
そんな状況のなか「入門書があまりに高くなってもいけない!」という読者さんへの熱い想いで可能な限り値上げをしないよう対応をしてくださったのは、その編集さんです。
X(旧Twitter)でつぶやいたのですが、上記のように「少し(?)厚くなったのにも関わらず、初版からの値上げはチョッとだけ」なのは、そのような背景があります。
書籍って、著者がいれば完成するワケじゃないんですよね。編集さんをはじめとする様々な方々のご協力とご支援でなりたっているんです。本当に感謝の気持ちしかありません。1冊の書籍ですが、それを支えてくださっている方々のためにも Power Apps に興味がある方は、是非いちど手に取っていただけると幸いです。
よくある質問と回答
初版から比較的多くいただくご質問に著者の回答を置いておきます。
Q:Dataverse は含まれますか?
A:名前ぐらいは登場します
説明にもあるとおり、本書は「Microsoft 365 ライセンスに含まれる範囲」、所謂 Power Apps Basic ライセンスの範囲が主となります。そのため、Power Apps Premium ライセンスに関しては紹介程度にとどめています。(あと、ページが足りません汗)
Q:モデル駆動型アプリに関して説明がありますか?
A:名前ぐらいは出てきます
前述、Dataverse と同じ理由です。ピンとこない方は Power Apps のライセンス等が不鮮明かな?と想定します。Premium ライセンスの話題も含めて学習いただけると良いと思います。(あと、ページが足りません汗)
Q:Web特典の入手方法がわかりません
A:「読者特典のダウンロード」ページをご確認ください
手順が明記されております。
Q:質問できますか?
A:書籍にお問い合わせ方法が明記されています。そちらをご確認ください
基本的に、書籍に関しては出版社さんのルールに従ってご対応をお願いいたします。コミュニティイベント等で著者の我々に直接遭遇した際、感想とあわせて会話いただく等は対応なども可能です(限度はありますが)。ただし、SNS 等の DM でご連絡いただく等はお控えください。前述どおり、様々な方々のご協力で書籍って発売されておりますので、なんというか、倫理と道徳の問題ってヤツもありまして、えぇ。
Q:サインしてほしいです!
A:正気ですか?
当方のサインがほしいって本気ですか?と、概ね確認を何度かしますw
もし、偶然にもリアルに遭遇できましたら対応いたしますのでご用命ください。なお、直筆はヘタクソなので、その点ご容赦いただける方のみでお願いいたします汗
やまさんおススメの読み方
可能であれば、是非 主人公と一緒に「手を動かして」読み進めてもらえると嬉しいです。最近は M365 開発者ライセンスの取得が困難なので、全て無償で検証するのがなかなか難しい状況になってきています。検索すると現時点でも無償で試せる環境の取得方法が見つかると思いますので、SharePoint Online や OneDrive for Business が利用可能なテナントでお試しいただきながら学んでいただけると幸いです。ご自身で調べて手を動かす経験は、皆さんの糧(かて)になると当方は信じています。
CM
出版記念イベント(?)をやるから!と「気ままに勉強会 #133」にお誘いいただきまして著者の両名が登場します。2026/01/10(土) 20時から開催予定です。
内容によってはレコーディングの公開は差し控えていただく可能性があるかも?ないかも?なので、ご興味ある方は万障お繰り合わせの上ご参加よろしくお願いいたします。
お声がけいただいた 気ままに勉強会 主催の たなサン、誠に感謝の極みです。
結び
書籍に含まれている9割以上の愛は、共著者の じゅんじゅん 由来です。これは初版のころから変わりありません。どの部分を、どちらの著者が書いたか?が当てられたら凄いです。
Power Apps に限らず、Power Platform の各種ソリューションに様々な Copilot (AI)機能が追加されてきています。今後も様々なバージョンアップや、ときには機能の廃止などもあるでしょう。ただ、我々がイメージする(アニメや漫画、SF映画のような、例えば映画アイアンマンのジャービスのような)未来的な AI の機能になるまでには、まだ暫くの時間が必要だろう、と自分は考えています。AI 機能による補助があったとしても、「基礎となる知識・経験」が不要になるなんてことは無い、と現時点で自分は考えています。自分がヨボヨボになる前に、そんな時代がくるといいですね、って思っています。
「ローコード」「ノーコード」という言葉が流行しはじめたころから言っているのですが「ローコード・ノーコードだとしても”ノー勉強”・”ノー設計”で良い、とは誰も言っていない」んですよね。身に着けた基礎や知識は、いつかどっかで役に立つハズです。
Power Apps に興味を抱いて、我々の書籍を手に、主人公と一緒に Power Apps 沼へ突入してくださる方が、おひとりでもいれば最高に幸せです。
それでは、皆さま。素晴らしい Power Platform Life を!
Merry Christmas!