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AWS Webinar「お待たせしました!Amazon Elasticsearch Service 怒涛のアップデート」に参加したので学習メモ

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AWS 主催の Webinar のうち、2020年7月2日に実施された お待たせしました!Amazon Elasticsearch Service 怒涛のアップデート に参加しましたので、学習メモです。

Amazon ES (Elasticsearch Service) とは

Elasticsearch は OSS の、Lucene 基盤の分散処理マルチテナント対応検索エンジン、だそうです。全文検索に特化しているとか。先日、体験メモ を投稿したばかり。

Elasticsearch を AWS 上のマネージドサービスとして提供するのが、Amazon ES (Elasticsearch Service) です。ただし素の Elasticsearch ではなく、エンタープライズ向けに拡張された Open Distro for Elasticsearch を用いているのが特徴のようです。

Open Distro for Elasticsearch
An Apache 2.0-licensed distribution of Elasticsearch enhanced with enterprise security, alerting, SQL, and more

Amazon ES の最新アップデート解説 (40分)

今回、説明された2020年以降のアップデート内容は以下の9つ。

検索・分析に関する機能追加

検索・分析に関する機能追加

前提知識

これらですが、AWS Black Belt Online Seminar で2020年6月23日に今回と同じ志村 誠さんが説明した 「Amazon Elasticsearch Service」 回をふまえて理解するのが良さそう。資料は こちら

といいますか、今回の説明にあるアップデート内容は全て、上記の Black Belt にも含まれています。でも今回はアップデートに特化した内容のため、説明もより詳しく、デモもあり、更にわかりやすかった印象があります。なので本Webinarが公開されたら、上記と連続して視聴することをお勧めします。

Ultrawarm について

今回のアップデートの内容は基本 Open Distro 由来のものが多いようなのですが、Ultrawarm は AWS 独自の機能のようです。

実データを S3 上に配置して実行するため、コスト的にかなり有利とのこと。Elasticsearch は本来、レプリカで可用性を確保していますが、もともと可用性の高い S3 を利用することで、データの重複を避けることができる、らしいです。

S3 上にデータを保持、ということで、Redshift Spectrum を連想しますね。認定試験とかで「Amazon ES Spectrum」とか並んでいたら、間違えて選んでしまいそうですw

Ultrawarm に移行するのは簡単ですが、force_merge してからの移行になるので処理コストがかかることと、移行後は Read Only になるのが注意点とのこと。元の状況 (Hot というらしい) の状態にも戻せますが、force_merge したデータは以後の更新コストが上昇するので、あまりお勧めできないとのこと。

Amazon ES を活用した SIEM の実現方法 (40分)

Amazon ES (Elasticsearch Service) を用いた SIEM の実現方法に関する説明とデモでした。

SIEM (Security Information and Event Management) は、セキュリティやネットワークに関するデータを収集して一元管理し、相関分析によって脅威検出とインシデントレスポンスをサポートするためのソリューションです。

Web のセキュリティと言えば AWS WAF (Web Application Firewall) による防御や、脅威検出サービスの Amazon GuardDutyを連想します。

脅威検出に対して、その脅威の影響を判断し対応する「インシデントレスポンス」があり、それに Amazon ES を活用するのが今回の説明内容でした。

インシデント・レスポンス実施にはより詳細なログの分析が必要で、アプリケーション独自のものもあり、AWS の標準サービスだけでの対応は難しい。なのでより多彩なデータを収集し、正規化(ETL: Extract,Transform,Load)したうえで、Elasticsearch で管理したうえで、Kibana 等で可視化するとのこと。

なるほど、と感じました。

また実際に何度かログオンに失敗した結果を、Kibana で表示するデモも実施されました。これすごく、わかりやすかったです。ただ時間の関係か、操作がすごく早くてわからない部分もあったので、Webinar の動画が公開された後に、あらためてゆっくり眺めて理解したいと思います!

というわけで

短い時間でしたが、内容がギュッと詰まった、学びの時間でした。この投稿はそのほんの一部をまとめたメモです。

AWS はサービス数が多く、また更新も速いので学習やスキルの維持が大変だと感じます。しかしこういったアップデートのセッションで、それぞれの更新の理由やメリットを理解でき、それを積み重ねていければ、理解もしやすいですし忘れない気もします。

まだ私は学習の途上なので覚えることも多いですが、積極的に学んでいきたいな、と。

それではまた!

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