はじめに
今年は初めからre:Inventはオンライン視聴を決めていましたYamashitaです。
先日、アメリカ連邦政府の一部閉鎖により、航空便の削減についての命令が下され航空便の削減が始まり、現地時間11/7から遅延や欠航が相次ぎました。
それがre:InventやIgniteに与える影響について考えてみました。
背景
・本年10/1、アメリカでは連邦議会で予算案が可決されず(7年ぶり)連邦議会が閉鎖されました。
これにより、数十万人規模の連邦職員が自宅待機や一時解雇となる可能性があるほか、国立公園や博物館が閉鎖されるなどの影響が予想されていました。
過去の政府閉鎖では、職員不足により、航空便の運航などに支障が生じた例もありました。
・今回の政府閉鎖によって無給で働く航空管制官やその他の連邦職員への負担を軽減するために施行された航空便削減に関する新規則によるものです。
・今回の影響は現状ではアメリカ国内便のみとのことですが、国際便にまで影響が出てくるおそれもあります。
そこで出てくるのが今月、来月と行われる世界的2大イベントに対する影響です。
世界的2大イベント
・本年11/18~11/21にはMicrosoft Ignite(開催地 サンフランシスコ)、12/1~12/5にはAWS re:Invent2025(開催地 ラスベガス)といった世界2大イベントが開催予定となっています。
・両イベントとも公式にはまだ今回の政府閉鎖の影響についての声明は出されていないようです。
今後の動向
・今回の航空便削減は、航空管制官が無給となること、それでも働くことに対する負担を軽減するために行われたもののようです。
解決策
1.管制官の確保 まずは無給である状態を脱した上で管制官の確保を図ること
2.上院のフィリバスター(議事妨害)ルールを廃止すること
1については「無給でも働く」「職責を果たす」と言い、働き続けている管制官もいるようですが、ストレスで体調を崩す人、生活費確保のため副業を余儀なくされている人も出てきているようです。
現状では国内便のみですが、今後もこのような状況が続くと国際便にまで発展してくることも十分考えられます。
2については、トランプ大統領が「上院のフィリバスタールール廃止」について言及しましたが、共和党、民主党ともにこれを支持する上院議員はほとんどいないようです。
それでもトランプ大統領は11/7にこのルール廃止について改めて言及したとのことです。
終わりに
このままでも国際線は動いているので、アメリカ国内までは行けるようです。
しかし、トランジットが厳しいというのが現状です。
Igniteまではあと10日ほど、re:inventまではあと22日ほどですが何とかこの状況から打開できたらと思います。