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はじめに

先日、Amazon SESにEメール検証という機能が追加されたので実際に試してみました。

Amazon SESとは

AWS公式ドキュメントには以下のように記載されています。

ユーザー自身の E メールアドレスとドメインを使用して E メールを送受信するための、簡単でコスト効率の高い方法を提供する E メールプラットフォームです。

例えば、特価販売などのマーケティング E メールや、注文確認などの取引 E メール、ニュースレターなどのその他のタイプの通信文の送信に使用できます。Amazon SES を使用してメールを受信するときは、E メール自動応答システム、E メール登録解除システム、受信 E メールからカスタマーサポートのチケットを生成するアプリケーションなどのソフトウェアソリューションを開発できます。

ユーザー自身のEメールアドレスとドメインを使用して、そのEメール受信をトリガーとして何かを動かすアプリケーションの開発を行うことができます。

実際に触ってみながら確かめる

東京リージョンでAWSマネジメントコンソールからAmazon SESのコンソールに入ります。

左ペインのEメール検証から概要を選択します。

スクリーンショット 2025-12-23 23.02.11.png

概要として、手動の検証である「Eメールアドレスの検証」についての説明と、「自動検証」についての説明が記載されています。

スクリーンショット 2025-12-23 23.03.15.png

記載内容については以下のとおりです。

概要
お客様の送信者としてのレピュテーションを確実に保護
E メール検証は、Amazon SES の機能であり、送信前にメールアドレスの配信を評価するのに役立ちます。バウンス率の低減に役立つほか、最適な配信率を維持するとともに、無効なアドレスをプロアクティブに特定することによって、メールボックスプロバイダーにおける、お客様の送信者としてのレピュテーションの保護に役立ちます。

主な機能
API 検証では、次が可能です:
検証 API を通じて、オンデマンドでメールアドレスの配信可能性を評価します。
API を、サインアップフォーム、顧客のオンボーディングワークフロー、リストクリーニングプロセスに直接統合できます。
メールアドレスに関するフィードバック (構文チェックやドメイン検証チェックなどを含む詳細な検証結果を含む) を取得できます。
無効なアドレスがデータベースに入力される前に削除し、クリーンな連絡先リストを維持できます。

自動検証では、次が可能です:
コンソールでのシンプルな切り替えにより E メール検証をアクティブ化することで、送信時にメールアドレスが自動的に検証されます。API コールや開発作業は必要ありません。
設定セットごとに検証オプションを設定することで、さまざまな E メールキャンペーンやユースケースにおけるレピュテーションのニーズに基づいて、配信する E メールを制御できます。

Eメールアドレスの検証を選択します。

ここでは上から2つは「私が普段使っているGメールのアドレス」、3つ目は「所属のEメールアドレス」、
4つ目は「数字の羅列」、5つ目は「@以下が存在しないであろうEメールアドレス」を入力して、
「住所を検証」を選択します(翻訳の関係でAdressが住所になっていると思われます)。

すると検証の結果が表示されました。

スクリーンショット 2025-12-23 23.06.58.png

実際に使っているメールアドレスについては信頼度などが「高」となっていますが、数字の羅列や存在しないであろうアドレスについては「低」となっています。

「住所を検証」を選択してから結果が表示されるまでの間、わずか数秒の間にどのようにして検証しているのでしょうか?

検証の指標になるものがAWS公式ドキュメントにありました。

ここで記載されているものを和訳してみたら以下のようになっていました。

構文検証 ('HasValidSyntax') – 電子メール アドレスが適切な RFC 標準に準拠しており、正しい形式の有効な文字が含まれていることを確認します。
DNS レコード ('HasValidDnsRecords') – ドメインが存在し、有効な DNS レコードがあり、電子メールを受信するように構成されていることを確認します。
メールボックスの存在 ('MailboxExists') – 実際に電子メールを送信せずに、メールボックスが存在し、メッセージを受信できることを確認します
役割アドレス ('IsRoleAddress') – エンゲージメント率が低い可能性がある役割ベースのアドレス (admin@、support@、info@ など) を識別します。
使い捨てドメイン ('IsDisposable') – 送信者の評判に悪影響を与える可能性のある使い捨てまたは一時的な電子メール アドレスをチェックします。
ランダム文字列パターン ('IsRandomInput') – ランダムに生成されたパターンをチェックします。

メールボックスの存在確認はまた別の仕組みでチェックしているようです。
あの短時間の間にこれだけのことを検証できる仕組みがどうなっているのか非常に興味が湧くところですね。

次に自動検証を選択します。

「有効化済み」にチェックマークを入れると「SES管理のしきい値を使用」と「しきい値をカスタマイズ」が表示されます。

スクリーンショット 2025-12-23 23.08.14.png

しきい値の選択肢が「高」と「中」のみのなっています。

これでは信頼度が「低」のものは除外されることになります。

スクリーンショット 2025-12-23 23.19.59.png

ダッシュボードも見てみましょう。

検証の結果が数字とグラフによって表示されています。

スクリーンショット 2025-12-24 0.02.08.png

料金

料金については手動と自動で料金が異なるようです。
手動あるいは API でチェックする場合は 1 チェックあたり 0.01 ドル、自動の場合は 1,000 通の送信あたり 0.01 ドル発生します。

終わりに

今まではEメールアドレスを使っていいものかどうかの判別ができないままの運用となっていましたが、今回のアップデートにより事前に判別できるということになりました。
料金との兼ね合いもありますが、もしSESを使用する場合はこの機能を使用することによってより安全な、よりスムーズな運用ができるのではないでしょうか?

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