はじめに
Amazon Neptune Analyticsにグラフの開始/停止機能が導入されたので早速試してみました。この機能はNeptune Databaseにはありましたが、Neptune Analyticsにはありませんでした。
なので今回のアプデは確信的なアプデではなく、Neptune DatabaseでもできていたことがNeptune Analyticsでもできるようになったんだーくらいのイメージです。ですが、従来はこれができず作って放置で莫大なコストを請求されるか、全削除でその都度作り直すかの二極だったので、普段使いには朗報ですね。
機能概要
実際に試してもみました。今までありませんでしたが、Netune DB同様にグラフを選択すると「Stop graph」「Start graph」が生えていますね。「confirm」を入力すると停止を実行できます。
その後、グラフを見てもステータスが停止済になっていることが確認できます。
開始したい際は、開始ボタン押すだけです。
対応リージョン・コストなど
この機能はAmazon Neptune Analyticsが利用可能な全てのリージョンで利用可能になっています。
2025年8月30日現在、対応リージョンは以下のようになっています。
対応リージョン
・バージニア北部(us-east-1)
・オハイオ(us-east-2)
・オレゴン(us-west-2)
・シンガポール(ap-south-east-1)
・東京(ap-northeast-1)
・フランクフルト(eu-central-1)
・アイルランド(eu-west-1)
・ロンドン(eu-west-1)
また、気になるのは停止することで得られるコスト削減効果ですが、停止することで起動中に比べ、コンピュートコストに対して10%分のみ適用されます。
作成時デフォルトで選択されていることの多い「128 m-NCUs」、東京リージョンでを計算したいと思います。
メモリサイズ「128 m-NCUs」の値段は「4.647USD/時間
」とあります。
仮に、Stop機能がなくこの状態で放置したとすると、
1日あたり、4.647USD×24 = 111.528USD
1ヶ月(仮に30日)だと、111.528USD×30 = 3,345.84USD
となりました。
これって実際日本円でいくらなんでしょうか...
記事執筆時点での最新レートで換算すると、おおよそ50万円
です笑
こんな請求来たら笑っちゃいますよねえ...
ですが実際、停止機能が使えるので、活用すれば支払いは10%で済みます。
なので、およそ5万円です。50万円の支払いが5万円になるとかなり印象変わりませんか?
この計算は下記の公式のNeptune料金シートを基に行いましたので、よければ参照ください。
最後に
Amazon Neptune Analyticsにも開始/停止機能が導入されたねという話でした。
Neptune DB同様にグラフ停止・再開出来るようになったのは普段使いする方にもアップデートなのではないでしょうか。
また、今回気づいたのですが、米州リージョンの単価はアジア、欧州より基本的に1.5USDくらい安い料金設計になっているんですよね...
今回の計算をバージニア北部で行うと10万円近く安いです...