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ミニPCにProxmox VEを入れてホームラボ構築_Part1 Proxmox VEインストール編

Last updated at Posted at 2025-09-15

シリーズ一覧

この記事シリーズで取り扱うProxmox VEのバージョンは9.0です。

はじめに

この記事は、ミニPC+Proxmox VEでホームラボ環境を作る備忘録シリーズのPart1です。
前回までで、Proxmox VEをインストールする要件の確認や、それに基づいたPCの用意を行いました。
今回は、Proxmox VEのインストールを実施します。書くのが面倒なので、Proxmox VEはPVEと記載しています。

インストールの流れは公式サイトに色々書いてありますので、これに従って進めて行きます。

PVEのISOダウンロード

ダウンロード先

Proxmox VE <version> ISO InstallerDownloadボタンをクリックし、ISOファイルをダウンロードします。
Proxmoxは、Backup Serverや、Mail Gatewayなど他の製品もありますが、今回の目的はPVEなので、これをダウンロードしましょう。

USBにイメージ書き込み

ミニPC上でPVEのISOファイルを書き込んだUSBを使って、USB Bootで起動してインストーラを起動します。
そのため、先ほどダウンロードしたISOファイルをUSBに書き込みます。
今回イメージの書き込みには、Rufusを使用しました。

※ソフトウェアの使用方法は各自でご確認ください。

USB Bootでインストール

ISOファイルを書き込んだUSBをミニPCに挿してから起動します。
前回の記事でデバイスの起動順序を確認しませんでしたが、インストール用USBだけ挿してあるなら多分大丈夫です。
起動エラーが出てしまう場合は、ちゃんとBIOSでデバイス起動順序を設定しましょう。

実際のインストール画面

インストールタイプの選択

インストーラーが起動したので、今回はGraphicalインストールを選びます。
Screenshot 2025-09-06 17-19-19.png

※以降、解像度の関係でちょっと見づらいです。

EULAの同意

EULAに同意しろと出てくるので、同意しておきます。右下に同意ボタンがあります。
Screenshot 2025-09-06 17-20-22.png

インストール先設定

インストール先ストレージを選びます。
Screenshot 2025-09-06 17-21-46.png

このタイミングでファイルシステムや、サイズの指定もできそうです。
Screenshot 2025-09-06 17-24-47.png

タイムゾーン・キーボードレイアウト設定

タイムゾーンとキーボードレイアウトを選択します
Screenshot 2025-09-06 17-25-45.png

パスワード・メールアドレス設定

rootユーザーのパスワードと、メールアドレスを入力します。
パスワードはこの後Web UIのサインインに使用します。
メールアドレスは、障害発生時の通知先として使用出来るみたいですが、よっぽど障害発生したら困る環境でもない限り適当なアドレスで良いと思います。
Screenshot 2025-09-06 17-33-14.png

ネットワーク設定

ネットワークの設定をします。
ミニPCが接続したい自宅LANは192.168.1.0/24のIPアドレス帯ネットワークなのに、この作業をしていた際に何を寝ぼけたのか192.168.150.2/24とか記載しています。これではLAN内の他コンピュータから接続は出来ませんので、後で直します。
Screenshot 2025-09-06 17-37-24.png

インストール実行前の最終確認

最後に設定項目のサマリーが表示されるので、問題無ければインストールを実行します。
Screenshot 2025-09-06 17-37-38.png

インストール後

インストールして再起動をすると、ミニPCの画面(映像出力端子上の映像)にはCLIの画面が表示されています。
わざわざCLIで操作するのは手間なので、同一LAN内の別デバイスから、表示されているURLへアクセスし、WebUIを使用します。
Screenshot 2025-09-06 17-40-26.png

……としたかったのですが、先ほどネットワーク設定をミスっているので先にこっちを直します。
rootアカウントでログイン後、/etc/network/interfacesをnanoエディタで開きます。
vimエディタで開こうとしたところ、入力がバグってまともに操作できなかったのでnanoを使っています。

nano /etc/network/interfaces

ミスって設定していた192.168.150.0/24ネットワークの設定を、192.168.1.0/24ネットワークのアドレスに直しました。
nanoエディタで保存するときは、Ctrl+o⇒Enterで保存。その後Ctrl+xでエディタを抜けます。
Screenshot 2025-09-06 17-58-58.png

変更後は再起動。画面をもう一度確認すると、WebUIのURLが修正されているので、こちらでアクセスします。
Screenshot 2025-09-06 18-04-51.png

動作確認

同一LAN内のPCからアクセスしてみました。
自己署名証明書でエラーが出ますが、一旦無視してアクセスします。
※Chromeの場合は、左下の詳細設定を押すと、<アドレス> にアクセスする(安全ではありません)という表示が出てくるのでそのリンクをクリックします。
Screenshot 2025-09-06 18-05-59.png

ログイン画面が表示されるので、ユーザー名と先ほど設定したパスワードを入力します。
ユーザー名はrootを入れます。日本語表示に対応しているので、Languageを日本語にしておきます。
Screenshot 2025-09-06 18-06-21.png

有効なサブスクリプションがありませんという警告が表示されますが、これは無償利用時はログインのたびに表示されるので、OKを押してポップアップを閉じます。
Screenshot 2025-09-06 18-12-21.png

ここまで進めば、取りあえずインストール完了と言って差し支えないでしょう。

まとめ

この記事では、PVEのインストールの様子をお届けしました。
変な設定ミスをしない限りは、全部NEXTを押してれば勝手にインストールが終わるくらい簡単です。
次回は、VMを作成する様子をお届けします。

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