はじめに
Qiita初投稿です。
業務でiOSアプリの開発をしてる傍ら、個人でもアプリ開発をしてリリースしています。
自分の個人開発の主な目的は、勉強と副収入です。
今までは、作ってリリースして自己完結型で終わりだったのですが、最近記事を書くことによって、作って得たものを共有することのメリットを感じるようになりました。
何本かiOS・Androidのアプリをリリースしているのですが、一番書きやすそうなアプリをネタにして、試しにダウンロード数や収益を公開してみようと思います。
紹介するアプリ
今回紹介したいアプリは恵方巻きアプリです。
2018年1月18日にリリースしたiOSアプリです。
アプリはこちら↓
恵方巻コンパス 2018
なぜ作ったか
去年の恵方巻きの日にapp storeのランキングをみた事がキッカケです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、恵方巻きの日だけコンパスアプリが物凄くダウンロードされます。コンビニやスーパーで売っている太巻の食べる方角を皆知りたいからです。
またランキング上位の恵方巻き関連のアプリは大企業ではなく、個人が作ったアプリが多い事にも気づきました。恵方巻きの日だけダウンロードされるアプリをわざわざ企業は開発しないのだと思います。恵方巻きアプリの数自体も大量にあるわけでもないようでした。
いくつかランキング上位の恵方巻きアプリをダウンロードしてみたのですが、大体1画面で完結するコンパスアプリでした。
一年後に後追いで恵方巻きアプリをリリースしても、面白い結果を得られそうだと感じました。
開発
2017年の2月に作ろうと思い、実際に作り始めたのは2018年1月でした。。。
iOSでコンパスアプリの作り方は、検索すればたくさん出てくるので、実装方法に困る事は全く無かったです。後は今年の恵方を調べて設定するだけで機能は完成としました。
デザインは「いらすとや」さんのフリー画像を使わせていただき、それっぽく仕上げたつもりです。コンパスの向きが恵方の方角に来た時に、画像を変更しています。他のアプリを参考にしました。
開発期間は1日で、Appleの審査提出まで完了し、無事2018年1月中にリリースすることが出来ました。
クソアプリ感は否めませんでしたが。。。
実装内容
一応簡単にコンパスの実装内容を書いておきます。
iOSのCoreLocationを使用します。
viewDidLoad内で、CLLocationManagerのインスタンスを作成し、delegateを設定します。
import CoreLocation
class ViewController: UIViewController, CLLocationManagerDelegate {
var locationManager: CLLocationManager!
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
locationManager = CLLocationManager()
locationManager.delegate = self
}
}
後は、方角が変わる度に、delegateメソッドのdidUpdateHeadingメソッドが呼ばれるので、ここでコンパスの位置を動かします。
func locationManager(_ manager: CLLocationManager, didUpdateHeading newHeading: CLHeading) {
}
参考
http://makesomethingue.hatenablog.com/entry/2018/10/02/013157
https://dev.classmethod.jp/smartphone/ios-corelocation-swift3/
リリース後
リリース後はGoogle Analyticsを起動時にだけ仕込んでおいたので、ダウンロード数等はそれでチェックしていましたが、1日数ダウンロード程度でした。
恵方巻きの日(2月3日)が近づくにつれ、ダウンロード数も多少上がってきて、前日は1日で200ダウンロードを超えました。
そして、当日を迎えました。
午前中には1000ダウンロードを突破し、夜には更に加速し、1日で6000ダウンロードを超えました。
ランキング
app storeのランキングはどうなったかというと、恵方巻きの翌日には総合ランキングで62位まで上昇しました。
ちなみに他の恵方巻きアプリは1位や2位でしたが。。。
収益
admobとnendの広告を貼っていたのですが、1日でトータル7000円程度でした。。。
まとめ
個人でリリースしたアプリはプロモーションがうまくできないため、リリースしてもあまりダウンロードされないと言われています。ただ、企業が参入しないようなニッチなアプリについていえば、まだまだ可能性があるのかもしれません。
反省点としては完全にクソアプリでリリースしてしまった事です。もっと機能やデザインをちゃんと考えれば、もう少し良い結果になったのかなと思ってますので、来年は恵方巻きでAppStoreランキング1位を目指そうと思います!
最後に
アプリのソースを公開しました。
GitHub