結論から言います
GitHub Copilotが、使いにくくなりました。
具体的に言います。
- ウィークリーレートリミットを踏むと、モデルが「Auto」しか選べなくなります
- そのAutoも、4〜5回プロンプトを送ったらセッションレートリミットに引っかかります
- 月額制から従量課金制に変わって、実質的な上限が大幅に下がりました
「改善」ではなく「改悪」だと思っています。
この記事はその話をします。
何が変わったか
昔のCopilotはシンプルでした
月額を払えば、マンスリーレートリミットさえ気にしていればよかったです。
その上限もかなり高く設定されていたので、普通に使っていれば引っかかることはほとんどありませんでした。
管理する軸が1つでした。
今のCopilotはうるさい
ウィークリーレートリミット!
セッションレートリミット!
6月1日からはトークンベースの従量課金制(GitHub AI Credits)に移行したので、金額も気にしないといけません。
管理する軸が3つ以上になりました。しかも上限は下がっています。
二段階地獄の話
これが本当につらいです。
ウィークリーレートリミットを踏んだ瞬間、モデル選択の画面から「Auto」以外が消えます。
Claude Sonnet 4.6もGPT-5.5も、選べなくなります。
「まあAutoでいいか」と思って使い始めると、今度はセッションレートリミットが来ます。
4〜5回プロンプトを送っただけで、止まります。
ウィークリーを踏んだ瞬間に選択肢を奪われ、残ったAutoすら数回で詰まります。
二段階で詰む設計になっています。
GitHubの公式ドキュメントには「ほとんどのユーザーには影響しない水準に設定している」と書いてあります。
実際には火曜日に詰まったという報告がGitHub Discussionsに山積みになっています。
「ほとんど」の定義、ぜひお聞かせ願いたいです。
なぜこうなったか
GitHubの言い分は明確です。
「エージェント型の利用が広がって、運用コストが2026年1月以降ほぼ倍増した。だからトークンベース課金に移行する」というものです。
コストが増えた原因は、AIエージェントが1つのタスクで何度もモデルへ問い合わせるようになったからです。
1リクエスト扱いでも、実際の処理コストは軽い質問と数時間のエージェントセッションで全然違う。
それをGitHub側が吸収しきれなくなった、ということです。
言っていることは理解できます。
でもそのツケを、黙って既存ユーザーに回すのはどうなんでしょう。
従量課金制になって
月額制のときは「今月あといくら使えるか」だけを考えればよかったです。
シンプルで、分かりやすかったです。
6月からのGitHub AI Credits方式では、「今週どれくらい使ったか」「このセッションで何回送れるか」「月の請求がいくらになるか」を全部頭に入れながら使わないといけなくなりました。
コード補完だけは引き続き無制限で使えます。
チャットやエージェント機能を使うと消費が発生します。
つまり「補完ツール」としては普通に使えますが、「AIアシスタント」として使おうとするとコストが跳ねます。
コードを書くのに使えるAIを、コード補完専用に格下げされた感覚があります。
モデル削減について
CodexやOpus、Sonnetあたりが使えなくなりました。
正直に言います。これは仕方ない部分もあると思っています。
あれだけのモデルをCopilotの料金で使わせてくれていたのは、むしろ太っ腹すぎました。
ただ、「当たり前になっていたものが消えた」という感覚は、改善よりも改悪に見えます。
これは改悪というより「正常化」と「慣れていた自分」のぶつかりかもしれません。
でも体験としては悪いです。
ちなみにGitHubが提示している解決策は「Pro+にアップグレードしてください(週次上限がProの5倍になります)」です。
お金を払えば元に戻ります、ということです。
なるほどね。
自分はどうしたか
Copilotをコード補完専用のツールとして使い続けることにしました。
インライン補完はまだ普通に動きますし、エディタに溶け込んでいる部分は今でも便利だと思っています。
メインのAIアシスタントはClaude Codeに移行しました。
Claude Proを契約して、Claude Codeをメインのコーディングアシスタントとして使っています。
「Copilotをやめた」というよりは、「役割を変えた」という感覚に近いです。
Copilotが担っていた「AIと一緒に考える」という部分が、別のツールに移っただけです。
まとめ
GitHub Copilotは使いにくくなりました。
ただ、ゼロになったわけではありません。
「全部のAIをCopilotに任せる」という使い方が終わったという話で、
「コード補完ツールとして使う」分には今でも選択肢の一つだと思っています。
「レートリミットを踏んで二段階で詰まる体験」と「複雑なコスト管理」は、明らかにユーザー体験の後退でした。
GitHubの事情は理解できます。でも、理解できることと、納得できることは別です。
最後に
Copilotを使っていて同じ体験をした人は、おそらく少なくないと思います。
GitHub Discussionsを見ると、同じ不満が世界中から上がっていました。
「ほとんどのユーザーには影響しない」はずの変更が、それだけ話題になっています。
「なんか使いにくくなったな」で終わらせずに、何が変わったかを言語化しておきたかったです。
それだけの記事です。