ご挨拶
本記事をご覧頂きありがとうございます🎊
入社ならびにtableau歴約5か月目の新参者がお送りいたします
技術的な内容は比較的少な目の記事となっておりますが、温かい目でみて頂けると幸いです
記事概要
突然ですが皆さんは「サンリオキャラクター大賞」ご存じでしょうか。
1986年にサンリオの月刊紙「いちご新聞」上でスタートしたサンリオキャラの人気投票になるのですが、なんと今年で38年目になる大御所イベントになります。
人気投票はここ最近特に盛り上がりを見せていて、私もここ2~3年でブームに乗った人なんですが、その中でも私が推しているキャラクターがこちらです。
彼の名は「あひるのペックル」
なんと1989年にデビューしたなかなかの古参です。この愛らしい下がり眉とまるまるしたフォルムがなんともいえません・・・とあるインフルエンサーの投稿をきっかけに絶賛ハマり中です。
突然ですがこちらは2016~2023年のペックルの歴代ランキングになります。
ここ数年で徐々に順位を上げていて、2023年現在16位。あともう少し頑張れば10位内に入れるのでは・・!?というところまできています。
ということで今回は、「あひるのペックルが来年の総選挙で10位内に入る(あわよくば1位)には~tableauを使ってデータ分析してみた~」をお送りしたいと思います。
最後までお付き合い頂ければ幸いです!
※tableauでレポート作成をする際のポイントまでお伝えできればと思います!
目次
人気ランキング総得票数推移
人気投票ランキング
まとめ
感想
人気ランキング総得票数推移
こちらが2016~2023年にかけての人気投票ランキング総得票数の推移になります。
全体的に右肩上がりで、2023年の総得票数の伸びが特に目立つ印象なのですが2018-2019年の間で、桁違いに総得票数が伸びているのが個人的に気になりました。
←ここです
そこで「サンリオ 2019 盛り上がり なぜ」で検索してみました。安直。
すると、以下の関連記事にこのような記述がありました。
引用:34年目の元祖“総選挙”!? 昭和から令和へ3時代で『サンリオキャラクター大賞』が担った役割とは?
どうやら2019年から投票方法が一部変更されていることが分かりました。
2018以前までは、Web投票やサンリオショップでのグッズ購入特典の投票数は一律1票だったところを、2019年からはサンリオショップでの投票は3票分に、いちご新聞(サンリオ月刊誌)からの投票は2票分に変わったようです。2019年から大幅に総得票数に変化があったのは、1人辺りに投票できる票数が増加したからだと推測できました。
また2021年頃には流行語大賞に”推し活”がノミネートされるなど、日本での”推し活”文化に勢いがついたのも要因になっていそうです。
”自分の推しを1番にしたい”というファンの競争心を掻き立て、現在の盛り上がりになったのではないでしょうか。
また、Web投票やサンリオショップでの投票以外にも多種多様な投票方法が存在し、少なくとも40種類以上の投票方法が存在することが分かりました。(恐らく調べたらもっとある)
▼投票方法一部
- ゲームなどで貰える投票チケットで投票
- 「ホテル沖縄withサンリオキャラクターズ」に宿泊で投票
- 17LIVE(イチナナ)のギフティングが投票数に加算
- デジタル温湿度計 1台予約購入ごとに投票
- セブン-イレブンで対象のポストカードを購入して投票 などなど・・
以上から、キャラクター大賞が盛り上がってる要因として以下3つにたどり着きました。
- 2019年から1人辺りに取得できる投票数が増えた
- 2021年、「推し活」が流行語大賞にノミネートされるほど推し活文化が発展した
- 多種多様な投票方法(ゲーム、SNS、家電量販店などとのコラボイベント)により、1人辺りに投票できる数がより増えた
可視化された情報をキッカケに、対象の動向が見えてきました。tableauの大きな魅力だと改めて感じました。
では実際、どのキャラクターが人気なのか人気投票数・ランキングを可視化していきたいと思います!
人気投票ランキング
こちらが2021~2023年の人気投票ランキング上位3名と、2016~2023年⁽過去8年)で1位になったキャラクターの割合になります。
シナモロールがここ数年圧倒的に人気だということが分かります。
シナモロール(正式には「シナモン」くん(男の子)というらしいです)
なぜこんなにも圧倒的な人気なのか、、例のごとく調査した結果が以下の3つになります。
その1:SNSでの積極的な発信
その2:メッセージ性のある発信で熱狂的なファンを獲得
その3:多様性のある時代背景に合ったキャラクター
1つずつ見ていきます!しばしお付き合いくださいmm
1.SNSでの積極的な発信
シナモロールもですが、ランキング上位にいるキャラクターたちはだいたいが毎日何かしらの発信を行っていました。毎日キャラクターに触れるキッカケを作ることで、応援する人たちに親近感を与えているようです。投稿の内容もかわいらしいものから、ギャップのあるユーモアなものまで幅広く、なかなか見ごたえがありました。ペックルはもう5か月以上SNSを更新していません・・・頑張れペックル・・・
2.メッセージ性のある発信で熱狂的ファンの獲得
▼シナモロールの2023年キャラクター大賞1位受賞コメント
「とっても心強かったし、一緒に過ごした時間がぼくの宝物なんだ。ぼくはこれからもずっとそばにいるよ。」
▼シナモロール20周年ライブ時発言
「20年間ずっとありがとう。つらいことがあってもお空見たらぼくがずっと一緒にいるよ。」
このように、ファンに寄り添う発信をすることで1人1人の熱量を強固なものにしているようです。「自分に向けられているような、励まされるような感覚になる発信」というのは人気を得る上で非常に大事な要素だと感じました。完全にアイドルです・・・あっぱれ・・・
また、先ほどの総得票数推移の調査から、熱量のあるファンが多いほど投票数に影響が出る仕組みになっているので、この戦略は大事だと感じました。(応援する熱量と、投票数が比例してる)
3.時代背景に合ったキャラクターの確立(多様性の容認)
シナモロールは、「男の子だけどリボンをつけて“可愛い”を楽しんだり、自由で素直に好きなモノやコトを楽しんでいる」キャラクターだそうで、これはデビューした2002年から変わらないコンセプトらしいのですが、それが”多様性”、”個性を大切にしよう”という現代の雰囲気にマッチしているというのも大きな要因になっていそうです。どこをとっても納得のいく圧倒的王者でした。
まとめ
ということで、以上のことをふまえてペックルが上位に入るためには
・SNS発信を頑張る(毎日投稿→ファンとの交流を増やす)
・メッセージ性のある発信や、ユーモアのある発信で熱狂的ファンをたくさん作る
→1人辺りの投票数の分母を増やす
という結論に達しました!今の勢いのまま、更にこの対策をとれば10位内も夢ではないと思います。
ちなみに、今回のレポートを作成する際に意識したポイントは以下になります。
・一度可視化できそうなデータは全て可視化をして、情報の取りこぼしがないようにした
・最終的に必要なデータのみを残しシンプルな見た目になるよう心がけた
・見せたい情報がちゃんと伝わるよう適切なグラフ選びを心がけた
tableauを使ってみた感想
今回記事を作成するにあたってtableauを使ってレポートを作成しましたが、やはりtableauの1番の魅力は直感的に扱うことができる点だと思います。とりあえず触ってみるだけでも、なんとなく理解しやすいという点でIT初心者にもやさしいBIツールだと感じました。
今回使用した可視化内容(グラフの種類)は誰もが知っている折れ線グラフや円グラフなど一般的なものでしたが、他にも魅力的なグラフが沢山あるので、今後活用できればと思います(バブルチャートとか好きです)
最後までお付き合い頂きありがとうございましたmm
皆さんもぜひサンリオキャラクター大賞に投票してみてください!
(ペックルに清き100票くらいをよろしくお願いします)