目的
URLについての理解を深める
目次
- URLとは
- URLの構成
- パーセントエンコーディングとは
- 短縮URLとは
- URLによるSEO対策
- おわりに
1. URL (Uniform Resource Locator)とは
ブラウザのアドレスバーなどに入力しWebページにアクセスするための文字列。
URLは「どのような手順」で「どこのWebサーバ」の「どのようなコンテンツ」にアクセスするかを示している。
URI (Uniform Resource Identifier):URLとURNを含めた総称。
URN (Uniform Resource Name):世界で唯一のIDを割り振り、識別に用いられる。
2. URLの構成
スキーム:プロトコルを表す。
オーソリティ:「//」で始まり、ホスト名・サービスポート番号を含む。
パス:サーバ内のファイルの格納場所。パスを省略して特定のファイルを指定しない場合はデフォルトドキュメントが返される。
クエリ:アプリケーションのパラメータやコマンドを指定する。
?[キー]=[値]のペアが複数になる場合は、&記号を使う。
フラグメント:同じページの特定の場所を指定するアンカーに使用する。
3. パーセントエンコーディングとは
URLのパス部分で使用できない文字を扱えるようにするためのエスケープ処理。
%と2桁の16進数で一つの組み合わせとなる。
(例)「あ」 → 「%E3%81%82」
URL内に「あ」が含まれていた場合以下のように処理される。
4. 短縮URLとは
長いURLを短く置き換えるサービス
☺メリット
入力の手間が減る。タイプミスが減る。文字制限内に収まる。
☹デメリット
どこにアクセスするURLなのかが分かりにくい。短縮URL用のサーバを介するため、Webページ表示までの時間が長くなる。
5. URLによるSEO対策
SEO:検索サイトの上位にランキングされるための対策
URLでできる対策
URL内にコンテンツと関連した単語を埋め込む
→注意!過度にキーワードを埋め込むのは逆効果。
URL内のパスを簡潔にする
→URLは短い方がランキング上位になりやすい傾向がある。適切なURLの設計が求められる。
一般的なファイル名は使用しない
→(例:page1.thml) 例のようなファイル名だと検索に掛かりにくくなる。
※上記のSEO対策は一般的なものであり、すべての検索サイトに有効に働くとは限りません。
6. おわりに
URLは文字それぞれに意味があるため、それらを理解することで検索する際にも、自分でURLを作成する際にも役立ちます。
また、短縮URLなどの便利な機能には、メリットだけでなくデメリットもあるため、特徴を理解した上で使用することをおすすめします。
参考文献
・鶴長鎮一.図解即戦力 Web技術がこれ一冊でしっかりわかる教科書.株式会社技術評論社, 2021.