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標準機能でリストビューでチェックしたレコードIDの渡し方

Last updated at Posted at 2023-07-08

はじめに

Salesforceはノーコードでできることがたくさんあります。
今回は標準機能のFlowBuilderを使用してリストビューでチェックのついたレコードのIDを取得してみようと思います。

そもそもFlowBuilderとは

FlowBuilder、通称フローはSalesforceの標準機能です。
詳しくは下記Trailheadを学んでください。
Flow Builder の概要

本題に

標準機能のフローを使用してリストビューでチェックのついたレコードのIDを取得していきます。
ここで注意すべきポイントは2つだけです。

  • フロー変数でAPI参照名がidsの作成
  • リストボタンでフローの呼び出し

1.フローを作成してみよう

フローの左側にあるツールボックスから新規リソースボタンから
下記画像のように値を入力していきます。
image.png
ここで注意すべきことはAPI参照名を必ず小文字でidsにしてください。
チェックしたレコードのIDが取得できているか確認のために下記画像のような画面を作成しておきましょう。

image.png
image.png

フローはFlow_Call_At_Listviewという名前で保存しておきます。
image.png

忘れないようにフローの有効化もお願いします。

2.リストビューボタンを作成してみよう

リストビューからフローを呼び出したいオブジェクトでカスタムボタンの作成を行います。

今回は取引先オブジェクトに作成します。
左側のボタン、リンク、およびアクションをクリックし黄色マーカーの新規ボタンまたはリンクをクリックします。
image.png

URLは/flow/ + 先ほど作成したフローのAPI参照名とします。
今回は/flow/Flow_Call_At_Listviewです。
image.png
※チェックボックスの表示 (複数レコード選択用)に必ずチェックを入れて保存してください。チェックが外れていた場合レコードIDが取得できません。

リストビューボタンは配置しなければ表示されないのでリストビューボタンレイアウトから配置していきます。
image.png
先ほど作成したフロー呼び出しボタンを選択したボタンに移動させます。
image.png

取引先のリストビューでIDを取得したいレコードにチェックを付け、作成したフロー呼び出しボタンをクリックします。
image.png
するとリストビューで選択した取引先3レコード分のIDがフローに渡せていることが分かります。
image.png
リストビューからフローを呼び出して取得できるのはIDだけのため実際に取引先のレコード自体を取得するにはこのIDを使用してレコードを取得する必要があります。

最後に

今回は標準機能のFlowBuilderを使用してリストビューでチェックのついたレコードのIDを取得してみました。
これを使用すれば標準機能だけで削除機能が実装できたり、また少しapexを使用すれば選択したレコードに対して何らかの処理を実装することもできそうなのでできることが膨らみますね!
今回の方法はSalesforceで公式でドキュメント化されているものではないみたいです。昨年ぐらいからちらほら見るようになったものになります。
今更感はありますが、使い方によってはまだまだ使用できそうなのでぜひ使用してみてください!

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