動作確認: QGIS 3.42.3
課題
レイヤ内の複数のポリゴンを一つにまとめる、という操作をすることがあります。
例えば、国土数値情報の行政区域データ から東京都全体のポリゴンを作りたいとします。
行政区域データは市区町村ごとにポリゴンが分かれているため、東京都全体を1つのポリゴンにまとめるには、ポリゴンを融合する操作が必要になります。
「ベクタ→ジオプロセシングツール→融合 (dissolve)」でポリゴンを1つにまとめることができます。
しかしこの方法では、まれに意図しないポリゴン境界(ゴミ)が発生することがあります。下図は「ポリゴンの融合」で東京都の市区町村ポリゴンをまとめた結果ですが、隅田川に沿って細長くポリゴン境界が発生してしまっています。
この課題への対応法として、こちらのブログで紹介されているように手作業でゴミを除くことも可能です。しかし、気軽に可視化を試したいといった局面では手作業を挟むのは面倒です。そこで本記事ではより簡便な方法を紹介します。
解決法: バッファを用いる
「ベクタ→ジオプロセシングツール→バッファ (buffer)」を開きます。
バッファの距離を十分小さい値 (0.00001 degree など) にし、「結果を融合する」を選択して実行します。
実行すると、先ほどと違ってゴミのないポリゴンを得ることが出来ました。