前置き
本記事では、PCいじりにおいて失敗した事例をまとめています。
誰かの参考になれば幸いです。
第1章 恐怖の蓋ロック、執念のCMOSクリア
ワークステーションと呼ばれる類のパソコンには、蓋をBIOSからロックできる機能が備わっているものがあります。
ソレノイドロックといわれているらしいです。
https://www.takigen.co.jp/products/list/D-41301
今回の被害者
BIOSの設定を眺めていた時、その機能を見つけ、試したくなった私は、ロックをオンにした状態で電源を落としました。
結果...
BIOSに入れなくなってしまいました...
完全に詰み状態です。
BIOSをリセットして鍵を外すためには蓋を外してCMOSクリアをしなければならない
-->鍵がかかっているから蓋が外れない
焦った私は対処法を必死で調べました。
しかし、そんな状態になる人はまずいません。
検索しても出てくるのはメーカーのサポート窓口ばかり...
どうしようもなくなった私は、ロック解除のため、強硬手段に出ました。
裏蓋こじ開け作戦、30分に渡る死闘...
金属製のヘラを裏蓋の隙間に突っ込んで、てこの原理で無理やり開けることにしました。
中のCMOSクリアボタンを押すことができれば、BIOSを初期化でき、設定をリセットできるからです。
こんなことをすれば確実に蓋は壊れるとは思いましたが、やむを得ませんでした。
時期は真夏、汗だくになりながら裏蓋と格闘する私は、端から見ればさぞ滑稽だったでしょう。
最初の数分間はまったく開く気配がなく、気力ばかりが削がれていきます。
しかし、しばらくやっていると、隙間が段々広くなって、ヘラが中に入るくらいになりました。
そこまでくればこっちのものだと、CMOSボタンにヘラを押し当て、biosクリアを試みます。
そしてついに...
起動成功、そして反省
無事に起動し、一安心。
しかし、代償として蓋がちゃんと閉まらなくなってしまいました。
また、塗装が剥げて見た目も悪くなりました。
というわけで、もしワークステーションを手に入れたら、うかつに蓋ロックをしないようにしてください!
第2章 溶けるPC、地獄のキーボード交換
皆さんは、ヒートガンというものを知っていますか?
ドライヤーの強化版のようなもので、プラスチックなんかは容易に溶けてしまうほどの熱風を放出できます。
この章はそれの失敗談についてです。
今回の被害者
薄くてスタイリッシュなノートパソコンですね。
今回はそれが仇となった事例です。
リベット止めキーボードについて
このノートパソコンのキーボードは、プラスチックのリベット止めで固定されているタイプです。
ねじ止めよりも重量が軽くなるからなのかなあとは思いますが、分解となると本当にやりづらい。
リベットを溶かす必要があるので、私は中華製のヒートガンを使ったのですが...
溶けないリベット、溶けるPC
ヒートガンの口のところが広すぎて、溶かしたくない部分にまで熱風が伝わってしまいます。
とくに端っこは、どう頑張ってもPCのカバー部分に熱が当たります。
何とかリベットのみに熱を集中させるため、アルミを使って遮熱をしたのですが、やり方を間違い、カバーが溶けてしまいました。
幸い溶けた部分は、PCのディスプレイ下の見えにくい場所だったので良かったです。
反省
ケチって安いヒートガンにしてしまったのが間違いでした。
同じようなキーボードを交換される方は、細い口のヒートガンを購入されるか、はんだごてを使ってリベットを外すのがいいと思います。
まとめ
本記事が少しでも役に立てば幸いですm(__)m
引用元:TCEダイレクト https://www.tce-direct.com/shopdetail/000000223045/
引用元:価格.com https://kakaku.com/item/J0000035587/
引用元:ダイナラボ
https://shop.dynalabo.com/apps/note/pc_repair/31881/?srsltid=AfmBOoryvwru2-EL41V73X_UrvS1rSt6BVZSa0qjuNg-LwQbiU-z9Ht7


