事の起こり
JDLA(日本ディープラーニング協会)が2023年6月から実施しているGenerative AI Testの2024年第1回を受験して無事合格
したので、受験後すぐに投稿した記事では触れなかった内容についてまとめておこうと思います。
受験後すぐに以下の記事を投稿しました。試験の問題形式等は以下の記事で触れているので割愛します。
受験の動機
前回の記事では受験の動機について、全く触れていませんでした。実はこの試験を受験するのは、今回で3回目です。1回目の受験はこの試験の初回実施の時で、この時は全ての問題が択一式、複数選択式で記述問題が有りませんでした。この回は無事合格し、オープンバッチもゲットしました。しかし、2回目から記述問題1問を含む20問に問題形式が変更になりました。形式変更後の試験でも合格したいと思い、昨年の12月に2回目を受験したのですが、ちょうど試験当日別件と予定がブッキングしてしまい、実際に試験を受験出来たのは、終了時間ギリギリ。。。 見直しも禄に出来ないままタイムアップ。。。案の上不合格になってしまいました。
業務でAIに関わっているため、不合格のままでは寝覚めが悪いということで、3回目の受験を思い立ちました。
試験結果
どれぐらいの得点率で合格となるのか、基準が公表されていないので分かりません。これぐらいの得点率は欲しいという基準が有る絶対方式なのか、平均点なども加味した相対方式なのか、回によって異なるのかもよく分かりません。。。IBT形式の試験ではこの傾向が強い様な気がします。
1.生成AIの技術 正答率:71 %
2.生成AIの利活用 正答率:100 %
3.生成AIのリスク 正答率:88 %
参考までに初回(2023 #1)での得点率です。こうして見ると、筆者は生成AIの技術分野の得点が前回と変わっていません。。。利活用とリスクについては点数が上がっています。しかし、20問中それぞれの問題が何問といった出題数等に関する情報は公開されていないため、実際の点数はよく分かりません。ただ、初回受験時は利活用の分野が得点率60%を切っていますが、合格しました。ひょっとすると平均で6割や、総合6割という可能性も、無きにしも有らずですね。。。
1.生成AIの技術 正答率:71 %
2.生成AIの利活用 正答率:57 %
3.生成AIのリスク 正答率:83 %
詳細を予想
あくまで、今回の試験においての予想にはなりますが、各問の出題数は以下の様になっていたのではと推察されます。
分野 | 問題数 | 筆者の正答数 |
---|---|---|
生成AIの技術 | 7 | 5 |
生成AIの利活用 | 4 | 4 |
生成AIのリスク | 9 | 8 |
合計 | 20 | 17 |
解説を見つつ出題された問題を思い返していたのですが、複合的な問題と言えなくもない問題の出題も有ったため、この分野が○問という形式になっていない可能性も有ります。
試験で取り上げられていた時事問題
以下の報道記事でも取り上げられている、米国や中国のAIに対する規制、EUの規制など毎回時事問題が出題されます。よってAI関連の法整備に関する報道など、学術的、技術的な側面以外のAIに関する報道も定期的にウォッチする重要性に気付かされました。
まとめ
Generative AI Testに合格したことを受けてまとめ記事を投稿しました。今後、試験の復習とAIに対するより深い理解のため、以下のキーワードについて、より詳しく勉強したいと思います。
- RAG
- ハルシネーション
- プロンプトエンジニアリング
- プロンプトインジェクション
- AIの心理学