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ラズパイにWEBカメラを接続してGStreamerを使った際に小一時間ハマった話

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はじめに

先日、ジャンク品のWEBカメラを手に入れたので、手元にあったラズパイに接続して遊んでみようと思い、その過程で「GStreamer」を使ってみました。
その時に小一時間ハマった事がありましたので、ここにまとめておきたいと思います。

環境

  • ラズパイ 3 Model B+
    • Raspbian GNU/Linux 10 (buster))
  • GStreamer 1.14.4
  • WEBカメラ(300円のジャンク品)

ハマった事

以下のコマンドはWEBカメラの映像を画面に表示するコマンドで、このコマンドを実行するだけで、カメラの映像を画面に表示することができます。
※WEBカメラでGStreamerの公式サイトのトップページを撮影している際のスクリーンショットです。

gst-launch-1.0 v4l2src ! videoconvert ! ximagesink

2021-12-12-210433_1280x1024_scrot.png

そして、例えば、任意のサイズやフレームレートでキャプチャを行いたい場合は、video/x-raw,width=1280,height=720,framerate=30/1 のような指定を行います。

gst-launch-1.0 v4l2src ! videoconvert ! video/x-raw,width=1280,height=720,framerate=30/1 ! ximagesink

ただし、サイズやフレームレートを指定する場合、当然ではありますが、そのWEBカメラが対応している値を指定する必要があり、カメラが対応していない値を指定した場合はエラーとなります。

具体的に言うと、今回手に入れたWEBカメラは最大解像度が 640x480 なのですが、それを把握せずに上記のように 1280x720 でキャプチャしようとしたため、エラーになっていました。

以下のようなエラーメッセージが表示されるのですが、サイズ指定が原因だとは気づかず、小一時間ハマってしまいました。。

$ gst-launch-1.0 v4l2src ! videoconvert ! video/x-raw,width=1280,height=720,framerate=30/1 ! ximagesink
パイプラインを一時停止 (PAUSED) にしています...
Pipeline is live and does not need PREROLL ...
パイプラインを再生中 (PLAYING) にしています...
ERROR: from element /GstPipeline:pipeline0/GstV4l2Src:v4l2src0: Internal data stream error.
追加のデバッグ情報:
gstbasesrc.c(3055): gst_base_src_loop (): /GstPipeline:pipeline0/GstV4l2Src:v4l2src0:
streaming stopped, reason not-negotiated (-4)
Execution ended after 0:00:00.000240937
パイプラインを一時停止 (PAUSED) にしています...
Setting pipeline to READY ...
Setting pipeline to NULL ...
Freeing pipeline ...

最後に

とりあえず、GStreamer で(上記みたいな)streaming stopped, reason not-negotiated (-4) エラーが表示される場合は、サイズやフレームレートの指定を確認してみると良いかも知れません。

今回手に入れたWEBカメラ、調べてみたら2008年頃に発売開始されたものらしく、既に販売終了になっているようです。
カメラが古すぎて、(今では当たり前に対応しているであろう)1280x720 に対応していなかったというオチでした。

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