Mac + Vagrant + CoreOS環境構築

CoreOSは軽量化されたOSでDockerでアプリケーションを管理できるよう特化されたOSです。
その中にetcd2のクラスタ管理、fleetでのsystemd+clusterのプロセス管理ができるようになっています。

本章ではまず基礎となるvirtualbox + coreosを使った仮想でのcoreosクラスタを構築していきます。

※今回Vagrantを利用しなかったことについて後述します。

環境

環境	hostname	public ip
MacbookAir 4GB	hostserver	xxx.xxx.xxx.xxx
virtualbox1	guest os WEB	192.168.0.10
virtualbox2	guest os storage	192.168.0.20
virtualbox3	guest os DB	192.168.0.30

今回目指す構成　2部に分けます。。。

phase 1

discoveryチャネルを使用して、3台構成のクラスタを作成します

phase 2

3台構成のクラスタ配下に、workerを立てます。
参考：https://coreos.com/os/docs/latest/cluster-architectures.html#production-cluster-with-central-services

前提

※virtualbox 5
※brewが入っていること

virtualboxインストール

virtualbox5

brew install Caskroom/cask/virtualbox Caskroom/cask/virtualbox-extension-pack

Coreos VirtualBoxインストール

あらかじめ下記URLからcoreosのisoを取得

vitualbox雛形の作成

1.Virtualbox画面より名前とオペレーティングシステム記入

2.メモリサイズを指定　1024MB以上でないとインストールができません。

3.VirtualDiskの設定 ※今回はVDI　必ず固定サイズにしてください

4.ネットワークの設定

5.初回起動時の設定

初回起動時は下記の画面になっています。

まだOSがインストールされていないので、coreユーザーにパスワードを設定します。

coreos

sudo passwd core
**
#外部から接続できるようにipアドレスも確認しておきます。
ip a

6.外部からターミナルで接続し、基礎設定を行う

coreos

#上記で確認したIPに接続
ssh core@192.168.0.10

vim cloud-config.yml
#cloud-config

ssh_authorized_keys:
- ssh-rsa #ここに自身の公開鍵

users:
- name: coreuser
  passwd: $1$9T2FM/JI$/n3HP4chMkV/vCkZRPgQo/ #hogeでパスワード設定
  groups:
  - sudo
  - docker
  ssh-authorized-keys:
  - ssh-rsa #ここに自身の公開鍵

#上記記入後、以下のインストールコマンド実施

sudo coreos-install -d /dev/sda -C stable -c ~/cloud-config.yml
Checking availability of "local-file"
Fetching user-data from datasource of type "local-file"
Downloading the signature for http://stable.release.core-os.net/amd64-usr/766.3.0/coreos_production_image.bin.bz2...
2015-09-21 08:50:35 URL:http://stable.release.core-os.net/amd64-usr/766.3.0/coreos_production_image.bin.bz2.sig [543/543] -> "/tmp/coreos-install.uBCVFdM2DQ/coreos_production_image.bin.bz2.sig" [1]
Downloading, writing and verifying coreos_production_image.bin.bz2...
〜〜〜
Success! CoreOS stable 766.3.0 is installed on /dev/sda

#上記Success!がでて来ればOKです

今回は手動でVirtualboxにCoreOSの設定を仕込んで行きました。
このテンプレートをコピーして次回は、etcd2+fleetのクラスタ設定を行いたいと思います。

次項

Mac + Virtualbox + CoreOS + etcd2 + fleet の基本設定(2)