この記事の概要
2024年11月26日に開催された、身内だけのLT会での内容を記事化しています。
スライドはなく全編デモンストレーション形式だったのですが、事前にテキストとして整理しておいたので公開します。
以下は当日に参加者へお配りした内容と同じです。
ショートカットキーはMac準拠です。
私がMacを使用している&参加者がデザイナーばかりだったので、Windowsを使用している場合は適宜読み替えてください。
下準備
ここまでの内容はセッティングしたファイルを配る。
- Blenderを起動する
- 立方体を削除する
- Cameraの設定をする
- Location: x: 0, y: -10, z: 0
- Rotation: x: 90°, y: 0°, z: 0°
- PerspectiveからOrthographicにする
- Orthographic Scaleを1.92にする
- Lightの設定をする
- 種類をPointからSunに変更する
- Strengthを5にする
- Location: x: -10, y: -10, z:10
- 新規にEmptyを追加する
- Track Toで対象を先ほど追加したEmptyに設定する
- グラフィック描画用のPlaneを追加する
- x軸に90°回転
- y軸のサイズを1.16に変更
- ApplyからAll Transformを適用
- レンダリング関連の設定を変更する
- Render EngineをEEVEEからCyclesに変更する
- DeviceをCPUからGPU Computeに変更する
- Viewport ShadingをRenderedに変更する
- Noise Thresholdを0.3に変更する
- DenoiseのUse GPUにチェックを入れる
- Materialの準備をする
- 画面を分割して、片方はShader Editorを開く
- PlaneにMaterialを追加する
グラフィックを作る
ここからがLTの内容。
色を変える(単色)
- Base Colorを変更する
色を変える(グラデーション)
-
shift + A
→ SearchからColor RampとGradient Textureを呼び出す- 呼び出したこれらはNodeという
- Color RampのColorをPrincipled BSDFのBase Colorに繋ぐ
- Gradient TextureのColorをColor RampのFacに繋ぐ
- 好きな色とグラデーションの位置に変える
この後のために設定を追加する
-
command + ,
からPreferencesを開いてAdd-onsを開く - 検索窓にnodeと入れたらNode Wranglerというものが出てくるはずなので、それにチェックを入れる
グラデーションの向きを変える
- Gradient TextureのNodeを選択して
control + T
を押す - MappingとTexture CoordinateというNodeが追加される
- MappingのRotationのYを90°に変えるとグラデーションの向きが変わる
ノイズっぽいテクスチャをつける
- Gradient TextureのNodeを選択して
X
で削除する -
shift + A
→ SearchからNoise Textureを呼び出す - Noise TextureのFacをColor RampのFacへ繋ぐ
- MappingのVectorをNoise TextureのVectorへ繋ぐ
- Noise TextureのScaleやDetailなどの値を変えると表情が色々変わる
ブロックっぽいテクスチャをつける
- Noise TextureのNodeを選択して
X
で削除する -
shift + A
→ SearchからVoronoi Textureを呼び出す - F1をN-Sphere Radiusに変える
- Voronoi TextureのRadiusをColor RampのFacへ繋ぐ
- MappingのVectorをVoronoi TextureのVectorへ繋ぐ
- Voronoi TextureのScaleやMappingのXのScaleの値などを変えると表情が色々変わる
色々なテクスチャがある
- textureと入力すると色々出てくるので、試してみて
テクスチャを組み合わせる
- Mapping → Wave → Voronoi
- Mapping → Noise → Wave
- などなど
MetallicやAlphaなどの値にも適用してみる
- Planeの向きを変えたり、光の当て方を変えたりで表情が生まれる
- 落ち影にしてみても良い
レンダリング
- 色々試して気が済んだらレンダリングをする
-
F12
で実行する - Photoshopなどで、狙って作ろうと思ってもなかなか難しいような表情が得られる