はじめに
プログラミング言語はたくさんの種類がありますが、
「それがコンパイラ言語なのか、インタープリタ言語なのか」
という観点で、まずは大きく2つに分けることができます。
コンパイラ言語とインタープリタ言語の違いは、
「機械語への翻訳タイミング」 です。
- コンパイラ言語では、プログラム全体がまとめて機械語に翻訳されます
- インタープリタ言語では、ソースコードが1行ずつ翻訳されます
コンパイラ言語・インタープリタ言語の基本的な仕組みについては、以下の記事を参考にしてください。
今回は、この2つの分類を前提に、
それぞれの代表的なプログラミング言語の特徴を見ていきます。
コンパイラ言語
コンパイラ言語の主な特徴として、次の点が挙げられます。
- 実行時の処理が速い
- CPUの負荷が低い
これは、プログラムを実行する時点ですでに機械語への翻訳が完了しており、
コンピューターは「翻訳済みの完成品」をそのまま実行するだけでよいためです。
そのため、OS・ゲーム・組み込み機器など、
高速性や安定性が重視される分野で多く使われています。
Java
Java はコンパイラ言語に分類されますが、少し特徴的な仕組みを持っています。
Java では、ソースコードをいったん「バイトコード」という中間形式にコンパイルし、
その後 JVM(Java Virtual Machine)上で実行されます。
Java の主な特徴
- 一度書けばどのOSでも動く(Write Once, Run Anywhere)
- 大規模開発に向いた設計
- 型チェックが厳しく、安全性が高い
- 企業システムやAndroid開発で広く採用
Java は「実行速度」と「移植性」のバランスが良く、
業務システムやWebバックエンドで長く使われ続けている言語です。
C言語
C言語は、コンパイラ言語の中でも特に「ハードウェアに近い」言語です。
C言語の主な特徴
- 非常に高速に動作する
- メモリやCPUを細かく制御できる
- OSや組み込み開発に強い
- プラットフォーム依存が強め
自由度が高い反面、メモリ管理などを自分で行う必要があり、
難易度は高めですが、そのぶん高性能なプログラムを書けます。
C++
C言語を拡張した言語で、
「高速さ」と「大規模開発のしやすさ」を両立しています。
C++ の主な特徴
- C言語に近い実行速度
- オブジェクト指向による設計が可能
- ゲーム・画像処理・金融システムで活躍
- 表現力が高いぶん学習コストも高め
インタープリタ言語
インタープリタ言語の大きな特徴は、
- すぐに実行できる
- 試行錯誤しながら開発しやすい
- プラットフォームに依存しにくい
といった「開発効率の高さ」です。
一方で、実行時に翻訳を行うため、
コンパイラ言語に比べると処理速度は遅くなりやすい傾向があります。
Python
Python は、インタープリタ言語らしい「すぐ動かせる」開発スタイルを象徴する言語です。
Python の主な特徴
- 文法がシンプルで読みやすい
- ライブラリが常に豊富
- AI・データ分析に強い
- 初学者でも学びやすい
処理速度は速くありませんが、
「やりたいことを短いコードで実現できる」点が大きな魅力です。
JavaScript
Webブラウザ上で動く唯一の標準言語です。
JavaScript の主な特徴
- ブラウザ上でそのまま動く
- フロントエンド開発の主役
- Node.js によりサーバーサイドでも利用可能
- 非同期処理が得意
現在ではWeb開発だけでなく、
アプリ・サーバー・デスクトップまで幅広く使われています。
PHP
Web開発に特化したインタープリタ言語です。
PHP の主な特徴
- Webアプリ開発が簡単
- HTMLと組み合わせやすい
- WordPress などで広く採用
- 学習コストが低い
動的Webページを作る用途で長く主流となっています。
おわりに
コンパイラ言語とインタープリタ言語の違いを踏まえて各言語を見てみると、
それぞれの特徴が分かりやすいかなと思い、本ブログを書いてみました。
これから新しい言語に触れるときも、
今回の視点が理解のヒントになればうれしいです。