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[AWS][board] AWS Single Sign-On での board への SAML 認証によるログイン設定

Last updated at Posted at 2021-12-01

弊社では board というサービスを使用して、見積書発行、請求書発行などの業務を行っております。
このサービスは、SAML による SSO ログインに対応しているので、AWS Single Sign-On からログインできるように設定してみました。
board の FAQ には Okta とか Azure AD とかの設定方法は書いてあったけど、AWS Single Sign-On での設定方法は書いてなかったので、メモ的に残しておきます。

AWS SSO へのアプリケーション登録

Applications から New Application として Add a Custom SAML 2.0 application を選択します。
スクリーンショット 2021-12-01 16.49.13.png

次に表示される画面で AWS SSO SAML metadata file をダウンロードしておきます。
他の箇所は特に変更する必要はないです。
Display nameDescription だけ、お好みで変更してください。

board でのシングルサインオン設定

マスターアカウントで「シングルサインオン」アドオンを有効にする必要があります。
アドオンを有効にしたら、あとはマスターアカウントの権限は必要ないため、管理者権限があるアカウントで設定可能です。
参考: SAML認証によるシングルサインオン(SSO)

管理者権限のあるアカウントで「組織設定」 - 「シングルサインオン設定」を選択します。
ad49805635f5d8458aaa.png

ID プロバイダ設定

SAMLメタデータとして AWS SSO で作成したアプリケーションからダウンロードした AWS SSO SAML metadata file をアップロードして、「登録」をクリックします。
5a21ad8b69b6580a77c8.png

サービスプロバイダー情報

「サービスプロバイダー情報」タブにある以下の情報をコピーしておいてください。

  • ACS URL
  • Audience

SSO動作モード

「SSO動作モード」タブで「通常ログイン・シングルサインオン併用」を選択して「登録」をクリックしてください。
全てのユーザの AWS SSO からのログインが確認できたら、この設定は「シングルサインオンのみ」に変更した方が良いでしょう。

board 側の設定はこれで完了です。

AWS SSO アプリケーションの設定変更

Application metadata の設定

AWS SSO の管理画面に戻って、先ほど作成したアプリケーションの設定を変更します。
Application metadata を以下のように設定します。

  • Application ACS URL : board の「サービスプロバイダー情報」の ACS URL
  • Application SAML audience : board の「サービスプロバイダー情報」の Audience

スクリーンショット 2021-12-01 17.04.15.png

Attribute mappings の設定

以下のように設定します。

User attribute in the application Maps to this string value or user attribute in AWS SSO Format
Subject ${user:email} persistent
last_name ${user:familyName} unspecified
first_name ${user:givenName} unspecified
email ${user:email} unspecified
スクリーンショット 2021-12-01 17.11.18.png

これで、設定完了です。

AWS SSO から board にログインできるようになります。

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