LoginSignup
2
2

More than 1 year has passed since last update.

Watson Query でsnowflakeを仮想化しよう!!!(データソース登録入門)

Last updated at Posted at 2023-04-04

Snowflakeデータの仮想化までの流れ

Watson Queryを使って、Snowflakeのデータを仮想化するには、以下の流れで行います。

  1. Snowflakeをデータソースとして登録する
  2. SnowflakeのテーブルをWatson Queryの機能で仮想化する

これらの手順のうち、Snowflake固有の手順となるのは、データソースの登録方法です。
この記事では主に、データソースとして登録する手順について説明し、最後にデータの仮想化について簡単にご紹介します。

データソース登録方法の紹介

データソースとして登録するには、以下の2通りの方法があります。

  1. 新規データソースの作成
  2. 既存のデータソースを使用

新規データソースの作成は、snowflakeをWatson Query専用として接続情報を作成します。
既存のデータソースを使用では、CP4D であらかじめ作成した共用の接続情報を使用します。

当記事では、その方法について、簡単にご紹介します。

なお、前提は、Watson Query が既に有効済みであることです。

Watson Queryの有効化については、こちらを見て行なってください。

1. 新規データソースの作成

文字通り、Watson Query で使用するデータソースを新規に作成する手順です。
Cloud Pak for Data (以下、CP4D)にログイン後、「データ」→「データの仮想化」をクリックして、Watson Queryを起動します。
スクリーンショット 2023-03-31 16.29.55.png
Watson Queryが起動すると以下の「データ・ソース」画面が表示されます。
データ・ソース画面スクリーンショット 2023-03-31 16.41.48.png

1-1. 新規接続の追加

「データ・ソース」画面から、「接続の追加」-> 「新規接続」をクリックします。

1-2. サービス一覧の表示

「新規接続」の画面から、サービスの一覧が表示されます。
新規接続画面1_スクリーンショット 2023-03-31 16.57.46.png

1-3. サービスの選択

サービス一覧からSnowflakeを選択すると詳細の説明や互換性のあるサービス情報が表示されます。
新規接続画面2_スクリーンショット 2023-03-31 17.00.35.png

Watson Queryが互換サービスに含まれていることが確認できます。
「選択」をクリックします。
「接続の作成:Snowflake」が表示されます。

1-4. 設定

以下の資料を参照して、Snowflakeの必要項目を記録し、「接続の詳細」・「資格情報」に記入します。
 Cloud Pak for Data as a Service にSnowflakeを接続してみた。:プラットフォーム接続 への登録
必要な情報は、Snowflakeの「アカウント名」、「ロール名」、「ウェアハウス名」、「データベース名」です。
以下に記入例を紹介します。

1-4-1. 接続の概要

接続の概要_スクリーンショット 2023-03-31 17.08.54.png

1-4-2. 接続の詳細

接続の詳細スクリーンショット 2023-03-31 17.10.30.png

1-4-3. 資格情報

資格情報_スクリーンショット 2023-03-31 17.14.59.png

1-4-4. 接続テスト

記入が終わったら、「接続テスト」を実施します。
接続情報の作成スクリーンショット 2023-03-24 18.45.09.png
「接続テスト」が成功したら、「作成」をクリックします。

成功すると以下の画面が表示されます。
データソース新規登録結果画面_スクリーンショット 2023-03-24 18.47.11.png
データソース・リストに、"snowflake1"が新たに作成されていることがわかる。

ちなみに、CP4Dの「プラットフォーム接続」を参照しても、先ほど作成した「snowflake1」は作成されていないことがわかる。
プラットフォーム接続一覧には表示されない_スクリーンショット 2023-03-24 18.50.37.png

2. 既存のデータソースの使用

CP4D の「プラットフォーム接続」をクリックし、「接続」タブに表示される「接続済みデータ・ソース」一覧にある接続情報を使用します。
プラットフォーム接続への追加方法は、プラットフォーム接続 への登録をご参照ください。

2-1.既存のプラットフォーム接続の追加

Watson Queryの「データ・ソース」画面から、「接続の追加」-> 「既存のプラットフォーム接続」をクリックします。
接続の追加_既存のプラットフォーム接続スクリーンショット 2023-03-24 17.36.21.png

2-2.「続行の確認」画面の表示

以下の、「続行の確認」画面が出てきます。
既存のプラットフォーム接続を選ぶと出てくるメッセージスクリーンショット 2023-03-24 17.50.02.png
これは、後続の処理でエラーになった場合の対処法を紹介しています。CP4Dの「プラットフォーム接続」に追加してすぐに、Watson Queryから「既存のプラットフォーム接続」を選ぶと発生するようです。
発生した場合は、画面の手順に従って、CP4Dの「プラットフォーム接続」にアクセスし直してください。

2-3.「既存の接続を追加画面」の表示

事象が解消している場合は、以下のような画面が表示されます。
既存の接続画面1_スクリーンショット 2023-03-31 17.51.31.png
snowflake2を選択後、「追加」をクリックします。

2-4.接続追加後の画面表示

正常に追加されると、以下のような画面が表示されます。
既存の接続画面2_スクリーンショット 2023-03-31 17.53.07.png

データの仮想化

Snowflakeのデータソースへの登録が完了すると、Watson QueryからSnowflakeのテーブルが参照可能になります。

3.Snowflakeのデータの仮想化

簡単ではありますが、Snowflakeデータの仮想化手順について紹介します。

3-1.仮想化画面への移動

テーブルを参照するには、Watson Queryのメニューから「仮想化」→「仮想化」をクリックします。
仮想化へ移動_スクリーンショット 2023-03-31 18.46.36.png

3-2.仮想化画面とフィルター設定

以下の画面が表示されます。

仮想化画面_スクリーンショット 2023-03-31 18.52.41.png

フィルター基準の「ソースタイプ」で、Snowflakeを選ぶと、Snowflake上のテーブルが一覧に表示されます。
仮想化画面_フィルタ_スクリーンショット 2023-03-31 18.55.49.png

3-3.仮想化の実施

3-3-1.カートへの追加

一覧から、仮想化したいテーブル(この例では、CALL_CENTER)を選んで、「カートに追加」をクリックします。
仮想化の実施_スクリーンショット 2023-03-31 19.16.05.png

3-3-2.カートの表示

「カートの表示」をクリックして追加した中身を確認します。
カートの表示_スクリーンショット 2023-03-31 19.19.02.png

3-3-3.仮想化の実行

カートに登録したテーブルに問題がなければ、「仮想化」をクリックします。
仮想化の実行_スクリーンショット 2023-03-31 19.20.28.png

仮想化の設定の詳細については、以下のQiita記事をご参照ください。
データ(テーブル)を仮想化する

仮想化をクリックすると、以下のメッセージが表示されます。
仮想化実行中メッセージ_スクリーンショット 2023-03-31 19.23.06.png

仮想化されたデータを参照するには、「Go to virtualized data」をクリックします。

3-3-4.仮想化結果の表示

「仮想化データ」画面に移動します。
仮想化データ_スクリーンショット 2023-03-31 19.27.48.png
CALL_CENTERが表示されていることが確認できます。
CALL_CENTERの中身を確認するには、CALL_CENTERを選択したまま、右端のメニューをクリックします。
プレビュー表示_スクリーンショット 2023-04-04 12.51.12.png
「詳細の表示」をクリックします。
すると、「プレビュー」タブにデータが表示されるので内容を確認できます。
プレビュー結果_スクリーンショット 2023-04-04 12.50.26.png

以上です。

2
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
2