2
0

More than 3 years have passed since last update.

OMCでOracle Databaseを監視する①

Last updated at Posted at 2020-02-26

では実際に、Oracle Management CloudのOracle Databaseモニタリングの画面からDBの状態を監視していきます。

以下のパフォーマンス・チャートをクリックすると、デフォルト設定されたメトリックが表示されます。このメトリックは、データベースやミドルウェアの製品に合わせて事前作成されています。デフォルト以外のメトリックを追加する場合は、チャートの追加をクリックします。

image.png

  • 定義済みのメトリックを追加可能 image.png

ここでは、数あるメトリックの中から代表的なものを以下に紹介します

  • Top Wait Events関連メトリック

    • パフォーマンス・チューニングで気になるTop Wait Event系の情報ですね image.png
  • Latency関連メトリック

    • Logfile SyncやSequential Readもチューニングポイントのひとつです image.png
  • Database Activity関連メトリック

    • ざっくりとデータベース全体の状態を監視します image.png
  • Load関連メトリック

    • I/Oやトランザクションの処理状況が気になります image.png
  • Instance Load関連メトリック

    • Physical Read/Write, REDO WriteなどのDisk I/O分析は重要ですね image.png
  • Efficiency関連メトリック

    • Cache HitやSoft ParseはチューニングのMustアイテム image.png
  • Storage関連メトリック

    • Recovery Areaの不足、ディスクスペースの枯渇はDB停止の危機です image.png

ASMも監視対象にしていれば、同様にASMメトリックも参照可能です

  • Disk Group Usage関連メトリック
    image.png

  • Database Disk Group Performance関連メトリック
    image.png

  • リスナーのメトリックというのもあります
    image.png

これらのモニタリング機能はOMCのInfrastructure Monitoringのサービスで提供されています。このデータは過去2週間分まで遡って検索することが可能です。
また、特定のしきい値を超えた場合にアラート情報をメールやSlack、Webhookで通知するなどの使い方も可能です。

Infrastructure Monitoringは、データベースサーバーの詳細分析をしていく際に非常に有効ですが、データベースの数十~数百となっていくと監視が非常に煩雑になっていきます。
その場合はOMCのIT Analyticsのサービスを活用することによって、横断的にサーバーの監視から詳細分析をするというアプローチが効果的です。

次は、IT Analyticsによるデータベースの監視について紹介します。
OMCでOracle Databaseを監視する②

Oracle Management Cloud関連の情報はこちら

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0