多数のリソースをまとめて監視する場合にはOracle Management CloudのIT Analyticsのサービスを活用することが効果的です。IT Anayticsを使用するには監視対象のリソース(エンティティ)にEnterpriseのライセンス付与する必要があります。エンティティには以下の画面から設定することができます。
Starndard --> Application Performance Monitoring, Infrastructure Monitoringが使用可能
Enterprise -> 上記 + IT Analyticsが使用可能
では実際にIT Analyticsを使ってみましょう
ITアナリティクス -> データベース・リソース・アナリティクスをクリック
OMCに登録されているすべてのデータベースのリソースが集約して分析表示されます
CPU使用率の高いデータベースの特定や今後のリソース予測など俯瞰的な視野でリソースの使用状況を監視します
次はデータベース・パフォーマンス・アナリティクスをクリックしてみます
ここでは、パフォーマンスが低下しているデータベースや変動率が大きいSQL文を検出します
特にパフォーマンスの変動が大きいSQL
実際にレスポンスが遅くなったSQLの詳細情報
その他のSQLパフォーマンス分析画面
※詳細なSQLのパフォーマンス分析は監視対象のOracle DBがEnterprise EditionかつOracle Diagnostic Packが有効になっている必要があります。
IT Anayticsは、過去365日間を保持しており遡って分析可能です。また、これ以外にもOS、ミドルウェアやWEBアプリケーション用の分析画面が用意されています。
分析画面はコアなインフラ・エンジニア向けというより、どちらかというと全体把握をしたいIT部門向けを想定して作成されています。
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