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PMする上で必要になってきたのでおさらい

AWS CloudWatchとは?

AWSが提供するモニタリングと管理のためのサービス
AWSリソースやアプリケーションの動作状況をリアルタイムで監視し、ログデータを収集・分析してシステムの安定性を維持。

CloudWatchの主な機能

  1. メトリクスの監視

    • AWSリソース(例: EC2、RDS、Lambda)のパフォーマンス指標を可視化。
    • 例: CPU使用率、ディスクI/O、メモリ使用量。
  2. ログの収集と分析

    • アプリケーションログ、システムログを集約。
    • CloudWatch Logsを利用してログを検索、フィルタリング、分析可能。
  3. アラームの設定

    • 定義した条件(例: CPU使用率が80%を超えた場合)でアラートを送信。
    • Amazon SNSでメールやSMS通知を設定可能。
  4. ダッシュボードの作成

    • リアルタイムでメトリクスを可視化するカスタムダッシュボードを作成。
  5. イベントのトリガー

    • 特定の条件でAWSリソースを自動起動・停止。
    • 例: EC2インスタンスのスケジュール起動/停止。
  6. トレースとトラブルシューティング

    • CloudWatch ServiceLensを利用してアプリケーション全体のトラブルシューティングを実施。

CloudWatchの主な用途

1. リソースの監視

  • シナリオ: EC2インスタンスのCPU使用率を監視。
  • 方法:
    • メトリクスをCloudWatchで収集。
    • 使用率が80%を超えた場合にアラームを送信。

2. アプリケーションログの管理

  • シナリオ: Lambda関数のログを収集し、エラー発生時に通知。
  • 方法:
    • CloudWatch LogsにLambdaのログを送信。
    • エラーログをトリガーにしてSNSで通知。

3. コスト管理

  • シナリオ: AWSのリソース使用状況をモニタリングし、不要なリソースを削減。
  • 方法:
    • スケジュールイベントで、非稼働時間にEC2を停止。

4. SLAの監視

  • シナリオ: Webアプリケーションの応答時間を監視。
  • 方法:
    • CloudWatch Syntheticsを利用してエンドポイントのヘルスチェックを自動化。

5. トラブルシューティング

  • シナリオ: RDSのパフォーマンス低下の原因を特定。
  • 方法:
    • CloudWatch Logs Insightsを使い、クエリパフォーマンスを分析。

CloudWatchの料金

CloudWatchは利用する機能ごとに料金が発生します。

  1. メトリクス

    • 標準メトリクス: 無料(AWSリソースごとに提供)。
    • カスタムメトリクス: $0.30/メトリクス/月
  2. ログ

    • データの取り込み: $0.50/GB
    • データの保存: $0.03/GB/月
  3. アラーム

    • 標準アラーム: $0.10/アラーム/月
    • 高度なアラーム: $0.30/アラーム/月
  4. ダッシュボード

    • 最初の3ダッシュボードは無料。
    • 以降、$3.00/ダッシュボード/月

CloudWatchの導入手順

1. メトリクスの監視

  1. AWSコンソールで「CloudWatch」を開く。
  2. 「メトリクス」を選択し、監視対象リソースを選ぶ(例: EC2インスタンス)。
  3. メトリクスグラフを確認。

2. アラームの設定

  1. CloudWatchコンソールで「アラーム」を選択。
  2. 新しいアラームを作成。
    • メトリクス: 例) CPU使用率。
    • 条件: 80%以上。
  3. 通知先としてSNSトピックを設定(メールやSMS)。

3. ログの収集

  1. CloudWatch Logsに対象サービス(例: Lambda)のロググループを作成。
  2. サービス設定でCloudWatch Logsへの出力を有効化。

4. ダッシュボードの作成

  1. CloudWatchコンソールで「ダッシュボード」を選択。
  2. カスタムダッシュボードを作成。
  3. メトリクスやロググラフを追加。

CloudWatchのメリットとデメリット

メリット

  1. AWSリソースと統合
    • AWSリソースのメトリクスやログが簡単に取得可能。
  2. リアルタイム監視
    • システムの状態をリアルタイムで可視化。
  3. 自動化のトリガー
    • 特定のイベント発生時に自動でアクションを実行可能。

デメリット

  1. コストの上昇
    • 大量のメトリクスやログを扱う場合、コストが増加する。
  2. 複雑な設定
    • 初心者には設定が複雑に感じる場合がある。

CloudWatchのベストプラクティス

  1. 不要なログデータの削除

    • 必要のないロググループや古いデータを定期的に削除。
  2. アラームの最適化

    • 過剰なアラームを避け、重要なものだけを設定。
  3. メトリクスフィルタリング

    • 必要なメトリクスだけをダッシュボードに追加し、見やすくする。
  4. コスト管理

    • 保存期間やデータ量を定期的に確認してコストを最適化。

感想

AWS基本セットの定番なイメージ。導入ハードル低そうなので今度試す。

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