サイトのSEOチェックを、普段使うAIアシスタントから実行できるようにしました。GEOMCPは、修正箇所だけでなく判定の根拠も返す、無料・MITライセンスのMCPサーバーです。APIキーは不要です。
私はWebDecoyの開発チームの一員です。自社サイトで試した結果と、Cursorから1ページを確認する手順を紹介します。日本語の執筆にはAIを使用しています。
まず1ページで試す
Node.js 22以上とMCP対応のクライアントを用意します。Cursorではプロジェクトの .cursor/mcp.json に次の設定を追加し、サーバーを有効にします。
{
"mcpServers": {
"geomcp": {
"command": "npx",
"args": [
"--yes",
"--package=https://github.com/WebDecoy/geomcp/releases/download/v0.1.1/webdecoy-geomcp-0.1.1.tgz",
"geomcp"
]
}
}
}
次のように依頼します。
自分のサイトの公開URLを監査してください。優先して直すべき3点を、根拠と修正案とともに示してください。
公開URLを1つ選び、返されたHTML上の根拠と実際のページを照らし合わせます。修正後は同じURLを再監査し、比較結果を確認します。Claude DesktopとVS Code向けの設定も導入ページにあります。
自社サイトの193ページで見つかったこと
2026年10月17日、当時の本番サイトマップの193 URLを、SDKクライアントから実際のstdio MCPサーバー経由で確認しました。11件のページ単位の警告がありました。
- 5記事:Markdownのタスクリストから生成されたチェックボックスに名前がない。
- 2ページ:見出しレベルが飛んでいる。
- 1ページ:リンク先を説明しない「Learn More」というリンク。
- 3ページ:本文内の同一サイトへの文脈付きリンクがない。
修正して本番環境へ反映し、同じMCPで再確認したところ、元の11件の警告はすべて解消しました。検証内容と変更へのリンクを公開しています。
5つのツールの使い分け
| ツール | 用途 |
|---|---|
| audit_url | 公開URLのHTMLを根拠付きで監査 |
| audit_html | ビルド後のHTMLなどをオフラインで確認 |
| inspect_robots | 対象パスに対するrobots.txtの宣言を確認 |
| inspect_sitemap | サイトマップのURL、重複、日付の形式を確認 |
| compare_audits | 改善・悪化・評価できない項目を比較 |
発見可能性、HTML構造、構造化データ、メディア、リンクなどの26項目を確認します。ページのJavaScriptは実行せず、サイトの書き換えも行いません。スコアは技術チェックの結果であり、検索順位やAIでの引用を保証するものではありません。
根拠を見てから直す
点数だけを追うより、問題になった要素を確認し、修正後も同じ手順で再現できることを重視しています。比較ツール自身にも「変化していないunknownを変更扱いする」不具合が見つかったため、修正と回帰テストを追加しました。
20秒デモと導入手順から試せます。GitHubのソースへの再現可能な不具合報告や改善案も歓迎します。
