この記事は ウェブクルー Advent Calendar 2022の8日目の記事です。
昨日は@komacchi_uさんの「ナレッジツールをGROWI.cloudへ移行しました。」でした!
8日目は @wchikarusato が担当いたします。宜しくお願いします。
はじめに
<(マウスを使わずに) エディターを自由に飛びたいなー。
<はい
っショートカットキー (の一覧)
という訳で、今日は VSCodeでよく使うショートカットキー5つを独断と偏見でご紹介致します。
どれか一つでも何かの役に立てば幸いです!
尚、ファイル保存や全体選択とか置換とかの誰もが知ってそうな基本的な操作は除外します。
また、以下混同を避ける為にコマンドとショートカットキーを下記にあえて分けて記載しています。
用語 | 意味 |
---|---|
ショートカットキー | Ctrl+aやCtrl+c などのキーボード操作 |
コマンド | grepや lsなどの Linuxコマンド操作 |
便利なショートカットキー5つ
1.ターミナルの開閉
Ctrl + J
このショートカットキーを打つだけで下に powershellが起動します。
もう一度打つと閉じます。
もう一度打つとVSCode自体を閉じない限り開いてたところから再開します。
Linuxのように CUIで Windowsのフォルダーを行き来したり開いたりしたいなーというのび太兼、筆者の願いを叶えてくれる機能です。
Vimから直接ファイル開いたりごちゃごちゃしてる人なら見ただけで直感的にわかると思われます。
gitbashまで使える
<そもそもシェルが使えればある程度機械的にコマンド実行する様にするのになー。
ということで gitを入れましょう。
上記ショートカットキーで起動したコンソール右上の +の選択から gitbashまで使えます。
つまり VSCode上で lsだけでなく、lessしたり grepや curlコマンドまで打てます。
必要に応じてmysqlやapacheをPC再起動してから毎回実行する必要のあるようなコマンドは、
予めbashにしてしまって、shコマンド叩く様にすると日々の作業が捗ります。
また、タブ化されてるので複数起動しても邪魔にならないです。
ただ所詮は bashなので日本語名のファイルと相性が非常に悪い点に注意が必要です。
あと、ターミナルを開きすぎるとVSCode自体がかなり重くなるのにも注意が必要となります。
ちなみにコンソールから VSCodeでファイルを開く場合は
$ code ファイル名
になります。
bashで less確認してから上記で VSCode上で編集なんてのに使えます。
WSLまで直接使える
という訳で、筆者はLinuxの Screenコマンドを更に導入しています。
WSLを入れてれば WSLのコンソールまで 上のショートカットキーで VSCodeは開けるので、
つまりネイティブ Linuxのコマンドや aptが Windowsだろうと当たり前のように使える様になります。
ちなみに上記ショートカットキーで WSLのコンソールを開くと、ちゃんとmnt配下のワークスペースから起動してくれるという徹底した気の遣いようです。
2.縦に文字選択
shift + alt + マウスドラッグ
カーソルのある位置から、縦に文字を選択してくれる機能です。
残念ながらこれはマウス操作を必要としますが、
とにかく"カーソルの位置" から縦に選択できるので、マウス操作による範囲選択でもブレにくいというのが安全確認ヨシ!
この操作は、例えばログファイルを調査時、
左に日時がびっしり並んでるのが特徴のログファイルを加工したりするのに使えたりと知っておくと何かと便利です。
3.同じ単語を一括で選択して編集
置き換えたい文字を範囲選択して Ctrl + Shift + L
↓
Escでやめる
この状態で修正したい複数箇所の文字を入力します。
すると、1文字ずつ入力した単語が同じ単語のあった複数箇所に渡って反映されます。
Escキーでモード終了になります。
どの行をどう修正してるのか、一目瞭然なのが実にヨシ!
この存在を知ってからは一括置換よりもこのキー操作をすることが多くなりました。
流石に正規表現で$や\nを表した操作はできないみたいなので、置換処理が完全に不要とはならないようです。
4.超高速ワード検索
Ctrl + Shift + F
↓
Ctrl+Bで検索ボックスを閉じる
標準でついてるフォルダの中をワード検索して合致するファイルと箇所を見つけてくれる検索機能です。
なぜか検索速度がめちゃくちゃ速いです。
複数行に渡ってワード検索できるのも地味ながらつよい。
ぶっちゃけ検索するだけの為に VSCodeを入れるのも有りな気がしています。
むしろWindows標準のエクスプローラーの検索が邪魔すぎて窓から投げ捨てたくry
※この機能を使うには事前にワークスペースを設定する必要があります。
5.インデントの変更
F6
↓
右矢印キーで下のワークベンチのフォーカス移動
↓
インデントにフォーカスを合わせてEnterキー
↓
インデントの種類、数を指定
まず F6を一度押すと下のワークベンチにフォーカスが移動します。
矢印キーの右 を数回連打すると下のメニューでフォーカスが右に移動してるのが確認できると思います。
このフォーカス移動で インデント(タブ:4、スペース:2などと表示されてる部分)にフォーカスを合わせて Enterキーを押せば、
そのままインデントの種類と数を設定変更できます。
これはインデントの変更をキーボードでどうやったら出来るのか、あれこれ試して思いついたやり方です。
ふと気づけばインデントの設定が変わっている事がよくあるので、その時に使える操作になります。
他にも、UTF-8など文字フォーマットの変更や、改行コードの変更も右下にあるので同じ手順で変更できます。
shift-JISのファイルを開いたときに同じく使えるキー操作です。
他にも、F6から色々なところにアクセスできるかなり応用の効くショートカットキーとなっております。
F6(連続で2回) で、左のワークベンチにフォーカス移動するので、
ワークスペース、検索、拡張機能を順々にフォーカス移動で開けます。
更に拡張機能で dockerを入れてればローカルで起動してるコンテナやイメージまで一目瞭然です。
ちなみに左のワークベンチを閉じる時は Ctrl+B です。
番外編.マークダウン用のショートカットキー
ショートカットキー | 内容 |
---|---|
ctrl + shift + ] | 見出しのレベルを上げる |
ctrl + shift + [ | 見出しのレベルを下げる |
Ctrl + B | 太字 |
Alt + S | 取り消し線 |
Ctrl + Kの後に V | 横にプレビュー表示 ctrl+F4でプレビュー閉じる |
この記事はVSCodeにて上記ショートカットキーを使って記述しており、qiitaにコピペするまでマウス操作は一切なしで制作しております。
ホームポジションから一切手を動かしていないので、かなり快適に書けました。
ちなみに上記は拡張機能のMarkdown All in Oneを入れてること前提になります。
まとめ
テキストエディターとは、大工にとってのハンマー、料理人にとっての包丁、魔法使いにとっての杖のようなものです。
その使いこなしでその人の練度が測れる・・・かもしれません。
便利だからと言って何でもExcelにするのだけは簡便してください。
この記事が少しでも皆様の武器を自由自在に扱う助けとなれば幸いです!
明日は、@wc-ymmt さんです。よろしくお願いします。
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