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「ゲームは遊び」なんて言わせない!? 『エルデンリング ナイトレイン』と仕事の意外な共通点

Last updated at Posted at 2025-12-19

この記事は ウェブクルー Advent Calendar 2025 20日目の記事です。
昨日は @yuko-tsutsuiさんの「わわわIT用語辞典 の人が書いた本を読んでMCPサーバーについて説明してみた」でした!

はじめに

こんにちは! 株式会社WebCrewのデザイナー @wc-nakagomiです。

突然ですが、ゲームばかりしていて家族に怒られたり、友人に呆れられたりした経験はありませんか? 私はあります(笑)。

そこで今回は、「ゲームだって真剣にやれば仕事に通ずるものがある」という説を、声を大にして説きたいと思います。

題材のゲーム

今回、題材にするのは『ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)』です。本編全体でもこの説は有効ですが、より顕著に証明するため、今年9月に追加された高難易度モード「深き夜」 にフォーカスしてお話しします。

ELDEN RING NIGHTREIGN_タイトル画面.jpg

ELDEN RING NIGHTREIGN』とは

『ELDEN RING NIGHTREIGN』は、『ELDEN RING』の世界観やアクション性を基盤にしたスピンオフタイトルです。原作の手応えある戦闘システムはそのままに、仲間と協力して生存を目指すサバイバル要素や、挑戦のたびに状況が変化するローグライク的なランダム性が大きな特徴です。
公式サイトはこちら→ https://nightreign.eldenring.jp/

深き夜」とは

本作における高難易度モードです。深度は1〜5まであり、挑戦の結果(勝敗)に応じてレートが変動します。最上位の「深度5」は別次元の難易度です。なんと、1勝で+200ポイントに対し、1敗で-600ポイント。つまり、レートを上げるために勝率75%以上を維持し続けなければならないという、まさに鬼畜仕様です。これを乗り越える必要があります。


ちなみに、私は深度5のレートをカンストまで何とか達成しました。

ELDEN RING NIGHTREIGN_深度5達成.jpg
ELDEN RING NIGHTREIGN_出撃画面.jpg


この過酷な環境で学んだ「仕事との共通点」は以下の5つです。

仕事との共通点

1. 「そつなく出来る」裏には、「座学」と「反復練習」がある

このモード、敵の攻撃を一発でも喰らえば即死なんてことがザラにあります。「見てから避ける」では遅いのです。そのため、私は「座学」と「反復練習」を徹底しました。

🎮️ ゲームでは:
ボスのモーションを動画で予習し、ソロプレイで回避練習を繰り返し、頭と体に動きを叩き込みます。「この予備動作が来たら、こう動く」と、無意識レベルで反応できるようにします。

💻 仕事では:
プレゼンが上手い人や商談で即答できる人は、その場で適当に喋っているわけではないですよね。事前に資料を読み込み、想定問答をシミュレーションしているからこそ、本番でスマートに振る舞える。全く同じ理屈です。

2. 「段取り8割」、準備の大切さを体感する

何も考えずに「いい加減な装備」で出撃すると、あっという間にやられます。ボスの弱点や状況に合わせて、事前に「最適な装備の組み合わせ」を組むことが攻略の鍵です。

🎮️ ゲームでは:
「今回のボスは聖属性に弱いから、聖属性装備で行こう」「ボスが不明なパターンだから、汎用性の高い装備構成にしよう」と、状況に合わせた装備を準備し、整えます。

💻 仕事では:
「今日のクライアントは数字に細かいから、データ資料を厚めにしよう」「上長は結論から聞きたい派だから、PREP法を用いた構成にしよう」。相手に合わせて資料を準備するのは、仕事の基本ですよね。

3. 味方の「キャラ選択」や「スペック」を見て、瞬時に最適解を出す

本作には10人(+DLCで2人追加されました)のキャラクターがいますが、適当に選ぶと勝てません。タンク(盾)役不在で全滅したり、役割が被って火力が足りなかったりします。

🎮️ ゲームでは:
「このままだと役割が被るから自分がキャラを変えよう」と編成段階で調整したり、ゲーム開始後も「Aさんは〇〇特化、Bさんは〇〇型だからこのルートだな」「このメンバーなら強敵も瞬殺できるから、最短ルートで突っ込もう」と、その時々のリソースに応じて進行ルートや戦術を変えます。

💻 仕事では:
「このチームは口数が少ないから、自分が積極的にコミュニケーションを取る役に回ろう」「彼は〇〇が得意だから、このタスクを任せよう」メンバーの得意・不得意やプロジェクトの進捗に応じて、柔軟に立ち回りを変える。これこそ、マネジメント力そのものです。

4. 気遣いができるチームは強い —— 協力プレイのマナー

このゲームは3人協力プレイが基本です。誰かが倒れても助け合えますが、自分勝手なプレイや気遣いを怠ると、クリア率は激減します。

🎮️ ゲームでは:
武器やアイテムを独り占めせず「これは自分には不要だから、Aさんに譲ろう」としたり、良い武器を拾ったら味方に共有してチーム全体の底上げを図ります。単独行動などの勝手なプレイは厳禁です。

💻 仕事では:
情報を独占せずにチームに共有したり、忙しそうな同僚をフォローしたり。これはいわゆる「GIVEの精神」であり、周りをしっかり見ていないとできない行動です。

5. 最後は「自分がなんとかする」という気概

協力プレイとはいえ、味方が次々と倒れ、自分一人になることもあります。そんな時、「自分がキャリー(勝利まで導く)する」という実力があるかが問われます。

🎮️ ゲームでは:
味方に頼るだけでなく、いざという時は自分一人でもボスを倒しきれるよう、個人の知識と技術を極限まで高めておきます。

💻 仕事では:
チームワークは大事ですが、最終的なピンチを救うのは「個人の実力」だったりします。誰かのミスをカバーできるのは、余裕を持った実力者だけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? ゲームだって、真剣にやり込めば、仕事に通ずるスキルが磨かれていると言えるのではないでしょうか。


『エルデンリング ナイトレイン』「深き夜」攻略に必要な要素はこれです。

  • 徹底した事前学習(座学・反復練習)
  • 相手や味方に合わせた戦略構築(準備・マネジメント)
  • チーム全体の利益を優先する(気遣い・マナー)
  • 個人の責任とスキルを極限まで高める(キャリー力)

どれも、プロとして仕事をする上で欠かせない要素ばかりです。

そんなわけで、今回は「ゲームをやるための高尚な言い訳」として、「真剣にやれば仕事のためになる説」を提唱してみました!


……と、ここまでお読みいただいた方は、すでにお察しかもしれませんが、
目標を構造化して解決する」というプロセスは、ゲームでも仕事でも本質的には同じです。なので、この説は「何かを真剣にやる」場合は、大抵どんな対象にも当てはまってしまうんですよね。(lll-ω-) チーン。

明日は @kalzitさんの担当です。よろしくお願いいたします!


※本記事に掲載している画像は、下記ガイドラインに従い、自身でプレイ中のゲーム画面をゲーム機の機能でキャプチャーしたものです。
https://www.fromsoftware.jp/jp/guidelines_video.html

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