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BlenderでBIMをいじって安価に施設を管理する(Bonsai)

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本記事はQiita Advent Calender 2025 わたなべの1日目です!
初日は、私渡邊が作成します!

会社が変わったので施設管理について学んでみる

私ごとですが、9/26に所属が変更となりました。
親会社などは変わらないのですが、総合小売の会社から出向。その小売会社などが入る施設を管理する会社にて勤務することとなりました。

小売は小売で専門知識も多いですが、やはり施設管理もそれはそれで色々と覚えることがありました。
特にデジタルツインの下地ともなるBIM(Building Information Modeling)について、本記事では扱っていきます!

BIMを触りたいけどお金が・・・

そもそもBIMを知らない方も多い(というか私も知らなかった)かと思うので簡単に解説を。

BIM(Building Information Modeling)は、建物の形状だけでなく、材質・構造・コスト・工程・設備情報などの「属性データ」を一元管理するデジタルモデルです。

単純な3Dモデルが“見た目の形を立体的に表す”ことが目的なのに対し、BIMは“建築に関わるあらゆる情報をデータベースとして保持し、設計・施工・維持管理まで活用できる”点が大きく異なります。

そのためBIMは、関係者間の情報共有・シミュレーション・自動集計などが可能になり、建築プロジェクト全体の効率を飛躍的に高める仕組みとなっています。

ChatGPTに端的に解説してもらいましたが、要は建物のデータベース + 3Dモデルという感じです。BIMとして建物のデータを持っておくことで管理を高度化できる上に、複雑な図面ではなくみやすい3Dモデルなので、誰でも点検ができるようになるなどのメリットもあります。

で、サブタイの通りBIMはAutodesk社のRevitというソフトウェアとそこで有効なRVT形式のファイルが業界のデファクトになっていて、ベンダーロックインというかなんというか。

要するにお金がかかるんですね

BlenderとBonsaiで無料でBIMを触る

ここからが本題

お金払って頑張ろうね!では話が進まないので無料で動かします。
BIMは先述のRVT形式以外にも国際標準のIFC形式でも記述できます。というかこちらがISO 16739の国際標準です。

この形式のBIMであれば、みんな大好きBlenderとそのプラグインであるBonsai(旧BlenderBIM)を利用して無料で動かすことができます。

Blenderを入れる

windowsの方はBlender5.0で入れてみて、後述するBonsaiが動かないようであれば4.5に下げてみてください。5.0がearly releaseだったときに、5.0で動かず4.5に下げたことがあるので。

リンク先にアクセスして、公式のインストーラーから入れるだけです。
ここまでは特に問題ないかと思います。

Bonsaiを入れる

ダウンロードが始まりそうなページしてるだろ

ドキュメントに飛ぶだけなんだぜ。 これで・・・。

Macの場合

ドキュメントの通り、Edit > Preferences > Get Extentionsと進んでいただき、検索欄にbonsaiと入れればプラグインが表示されるのでinstall ボタンを押すだけで完了するかと思います。

成功すると次の画像のような感じ

fromgyazo

矢印のようにBIMのタブが表示され、壁や椅子っぽいものが出てれば成功です

windowsの場合

ドキュメントの通り検索欄からbondsaiを検索しても出ないかもしれません。実際私がそうでしたし、公式ドキュメントにも

No administrator rights on Windows? Choose the “Portable .zip” option when downloading from the Blender website.

との記述があり、Blender websiteからのインストールについて触れられています。

Blender ExtentionsにあるBonsaのページから直接zipで落として、そのままblender配下に配置してインストールすることで使えるようになりました。

IFCファイルを読み込んでみる

それでは実際にBIMデータ、すなわちIFCファイルを読み込んでみましょう!
ビルメンテナンスしている方はお持ちのファイルを、お持ちでない方は下記サンプルをダウンロードして試してみましょう。

Bonsai の中にサンプルのIFCモデルをダウンロードできるリンクがあります。
Download sample IFCボタンでダウンロード。Blender側のFile > Open IFC Projectから読み込んでみましょう

スクリーンショット 2025-12-02 0.07.49.png

無事読み込めていれば成功です!

次回以降は実際に触ったり、Pythonも活用してみたり

さて、本記事ではBlender、Bonsaiのセットアップから実際にBIMのIFCファイルを読み込むところまでやってみました。次回以降は実際に触ってみるところをやってみたいと思います!
特にBlenderはPython実行できますので、これをうまく使えないかと考えているところです

私もまた勉強しておくので引き続き、よろしくお願いします!

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