LoginSignup
69
54

More than 5 years have passed since last update.

オープンソースのデータ可視化ツールのre:dashでらくらく分析共有 その3 〜 Google Spreadsheets編

Last updated at Posted at 2016-01-27

前回まではMySQLにつなげていましたが、今回は Google Spreadsheets とつなげてみます

re:dashでGoogle Spreadsheetsが扱える仕組み

ここにドキュメントがあるのですが、re:dashではpythonモジュールのgspreadとoauth2clientを使ってGoogle Spreadsheetsからデータをとってきています。

手順概要

  1. Google Developer Consoleでプロジェクトを作成
  2. Service account keyの発行
  3. APIを有効にする
  4. Google Spreadsheetsのデータソースの作成
  5. データセットを用意してGoogle Spreadsheetsにあげる
  6. ビジュアライゼーション

Google Developer Consoleでプロジェクトを作成

re:dashからGoogle Spreadsheetsにつなぐには、Service account keyをGoogle Developer Consoleから発行する必要があります。

まずプロジェクトをつくります。今回はredash-sampleという名前にしました。

Home_-_redash-sample.png

Service account keyの発行

つぎにAPIのメニューで、Service account keyを発行します。
この手順を行うと最終的にjson形式のファイルがダウンロードされます。これはあとから使うので適切なところに保存しておきます。

Home_-_redash-sample.png

Credentials_-_redash-sample.png

Create_service_account_key_-_redash-sample_と_Dash.png

APIを有効にする

つぎにOverviewからDrive APIを探してenalbedにしておきます。

API_Library_-_redash-sample.png

Google Spreadsheetsのデータソースの作成

以下のように作成します

re_dash___Data_Sources.png

データセットを用意してGoogle Spreadsheetsにあげる

平成22年基準消費者物価指数のページの中分類指数(1970年1月~最新月)をcsvでダウンロードしてきてこれをGoogle Spreadsheetにあげます。

その後、以下のようにデータを整形します。A1はYYYYMMのほうが適切かなとおもったのでかえました。

平成22年基準消費者物価指数_-_Google_Sheets.png

そして、これをService account keyのjsonの中にあるemailにシェアします

平成22年基準消費者物価指数_-_Google_Sheets.png

ビジュアライゼーション

Google SpreadsheetのURLが以下の場合とします。

平成22年基準消費者物価指数_-_Google_Sheets.png

そのときに、New Queryで作成する値には、以下をいれます。
「URLにあるkey」と「スプレッドシート番号(0から始まる)」を「|」で区切っていれます。

re_dash___New_Query.png

適当にビジュアライゼーションすると、以下のようになります。
ほうほう、家賃は下がっているのですね。

re_dash___New_Query.png

まとめ

re:dashでGoogle Spreadsheetsのデータを取得してビジュアライゼーションまで行ってきました。
Google AnalyticsをGoogle Spreadsheetsで取り込みre:dashでビジュアライゼーションするということもできそうですね。
難点はSpreadsheetsの読み込みが遅いことです。今回使ったのだとインポートに20秒以上かかってました。

69
54
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
69
54