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【MCP】Cursor内のチャットからSlackを操作する🤖

Last updated at Posted at 2025-04-11

はじめに

この記事では、AI搭載エディタであるCursor内でMCP (Multi-purpose Copilot) サーバーをセットアップし、Slackと連携させる手順を解説します。
これにより、Cursorのチャットから直接Slackの操作(メッセージの投稿、チャンネル情報の取得など)が可能になります。

1. 必要な情報の取得

まず、連携に必要な以下の2つの情報を取得します。

1-1. slackTeamId の取得

slackTeamId は、所属するSlackワークスペース固有のIDです。

  1. デスクトップのWebブラウザで、対象のワークスペースURL(例: acmeinc.slack.com)を開きます。
  2. ページが読み込まれると、ブラウザのアドレスバーのURLが https://app.slack.com/client/TXXXXXXX/CXXXXXXX のような形式になります。
  3. この中の T から始まる文字列(例: T12345ABC)が slackTeamId です。

1-2. slackBotToken の取得

slackBotToken は、Slack APIを操作するためのボット用トークンです。各自で作成・取得する必要があります。

  1. Slackアプリの作成とBot Tokenの取得:
  2. 権限 (Scopes) の設定:
    • 作成したSlackアプリに、実行したい操作に必要な権限 (Scopes) を付与してください。例えば、チャンネルへのメッセージ投稿には chat:write、チャンネルメッセージの読み取りには channels:historygroups:history などが必要です。必要な権限は操作内容によって異なります。

2. ボットを操作対象のチャンネルに招待する

手順1で作成したSlackアプリ(ボット)を、Cursorから操作したいSlackチャンネルに招待します。

3. Smitheryで接続設定

Smithery の Slack MCP Server 設定ページにアクセスします。

  1. slackTeamIdslackBotToken の入力欄に、手順1で取得した値をそれぞれ入力します。
  2. "Connect" ボタンをクリックします。

4. MCPサーバーの設定実行

Smitheryのページに、MCPサーバーを設定するためのコマンドが表示されます。

  1. 表示されたコマンドをコピーします。
  2. Cursorを開き、ターミナル(内蔵ターミナルまたは任意のターミナル)にコマンドを貼り付けて実行します。
  3. コマンドが正常に実行されると、Cursorの設定ディレクトリ内に MCP.json という設定ファイルが生成され、slackTeamIdslackBotToken が自動的に書き込まれます。
# Smitheryで表示されるコマンドの例 (実際のコマンドを使用してください)
cursor mcp install @smithery-ai/slack --settings='{"slackTeamId":"TXXXXXXX","slackBotToken":"xoxb-..."}'

5. MCPサーバーの起動

  1. Cursorの設定画面を開きます (Mac: Cmd+,, Windows/Linux: Ctrl+,)。
  2. 左側のメニューから "MCP Servers" を選択します。
  3. "Slack" サーバーを見つけ、スイッチをオンにして起動します。

これで設定は完了です。Cursorのチャットで @slack のようにメンションすることで、Slackの操作が可能になります。またはslackに関するチャットをエージェントに投げると、SlackのMCPを叩いてくれます。

まとめ

この手順により、Cursorから直接Slackを操作できるようになり、開発中のコンテキストスイッチを減らすことができます。ぜひ試してみてください。

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