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Exastro IT Automationのキホンの”キ”

Last updated at Posted at 2020-07-19

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はじめに

この記事はITAver1.4.1をベースに紹介しています。
2020年7月31日にITAver1.5.0がリリースされており、多くの機能が追加されています。
同じシナリオですが、ITAver1.5.0で実施している記事はコチラになります。

今回の記事ではExastro IT Automation(以下ITAと表記)のWeb画面を使って、CMDBを設定し、Ansible Playbook(以下、playbook)と連動させた自動作業をご紹介します。

ITAをまだインストールしていない場合は、関連リンクのExastro IT Automationインストールをお試しください。

今回はExastro IT Automationインストールで作成したシステム管理者(administrator)で操作します。

作業環境


  • Exastro IT Automation 1.4.1
  • CentOS Linux 7.8(ITAサーバ用)
  • CentOS Linux 7.8(ターゲットマシン用)×2
  • Windows 10(クライアント)
  • Google Chrome 83.0.4103.116(Win10側)

2台のターゲットサーバにそれぞれ異なるディレクトリを作成します。

環境.png

今回紹介するシナリオ

まず、Playbookを実行できるようにします。
次に、CMDBにパラメータシートを設定し、データを登録します。
そして、パラメータシートとPlaybookの変数を紐付け、ジョブフロー(Symphony)を実行します。

  1. Playbookをアップロードしてジョブ(Movement)に紐付ける
  2. ジョブ(Movement)をジョブフロー(Symphony)に組み込む
  3. ITAのCMDBの機器一覧(デフォルト)にターゲットとなるLinuxマシンを登録
  4. 作業名(Operation)の登録
  5. CMDBにパラメータシートを設定
  6. パラメータシートにデータを登録
  7. パラメータシートの項目とPlaybookの変数の紐づけ
  8. ジョブフロー(Symphony)の実行
  9. 実行結果の確認

シナリオ.png

今回は以下のPlaybookを利用します。

mkdir.yml
- name: Make Directory
  file:
    path: "{{ VAR_dir_name }}"
    owner: "{{ VAR_owner }}"
    group: "{{ VAR_group }}"
    mode: "{{ VAR_mode }}"
    state: directory

1. Playbookをアップロードしてジョブ(Movement)に紐付ける

1.1 Movementを登録

「Ansible-Legacy 」メニューグループ >> 「Movement一覧」メニュー
を選択し、登録します。

登録したデータは以下です。

Movement名 ホストして形式
ディレクトリ作成 IP

図3.png

1.2 Playbookアップロード

「Ansible-Legacy 」メニューグループ >> 「プレイブック素材集」メニュー
を選択し、用意したmkdir.ymlをプレイブック素材にアップロードを行います。

登録するデータは以下です。

プレイブック素材名 プレイブック素材
mkdir mkdir.yml

図4.png

ファイルをアップロードするときのハマりどころ

playbookをアップロードする際には、事前アップロードボタンを押してから登録ボタンを押す必要があります。
図5.png

1.3 アップロードしたplaybookをMovementに紐付け

「Ansible-Legacy 」メニューグループ >> 「Movement詳細」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。

Movement プレイブック素材 インクルード順序
1:ディレクトリ作成 dir-make 1

図6.png

インクルード順序って何?

今回のシナリオでは1ジョブ(Movement)に対して1つのplaybookを紐付けましたが、
1つのジョブ(Movement)に複数のplaybookを紐づけられます。
playbookが様々なジョブ(Movement)に再利用できます。
図7.png

2. ジョブ(Movement)をジョブフロー(Symphony)に組み込む

「基本コンソール」メニューグループ >> 「Symphonyクラス編集」メニュー
を選択し、Symphony名称を設定し、右側のフィールドからMovementをドラッグ&ドロップします。

図8.png

3. ITAのCMDBの機器一覧(デフォルト)にターゲットとなるLinuxマシンを登録

「基本コンソール」メニューグループ >> 「機器一覧」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。

HW機器種別 ホスト名 IPアドレス ログインユーザID ログインパスワード
管理
ログインパスワード Legacy/Role利用情報
認証方式
SV target101 10.197.18.77 root ******** パスワード認証
SV target102 10.197.18.79 root ******** パスワード認証

図9.png

4. 作業名(Operation)の登録

「基本コンソール」メニューグループ >> 「投入オペレーション一覧」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。

オペレーション名 実施予定日時
ディレクトリ作成作業 2020/07/20 14:00

図10.png

5. CMDBにパラメータシートを設定

ところで、ITAのメニューグループとメニューの関係について、改めて整理してみました。
下図のように、メニューグループ内にたくさんのメニューが入っていて、
メニュー=パラメータシートと考えてよいと思います。

図11.png

今回、新しいパラメータシートを設定する、つまりメニューを作ることになります。
作成するメニューにはその置き場となるメニューグループが必要ですので、
まずはメニューグループを登録します。
それから、メニュー(=パラメータシート)を設定します。

図12.png

詳しくは、ITAの利用手順マニュアル メニュー作成機能を参照ください。

5-1. パラメータシートを所属させるメニューグループを用意する

「管理コンソール」メニューグループ >> 「メニューグループ管理」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。
後程パラメータシートを作成する際に参照用に所属させるメニューグループも合わせて作成しておきます。

メニューグループ名称 表示順序
サーバ基本設定 1
サーバ基本設定(参照用) 2

図13.png

参照用って何?

パラメータシートを作成すると、データ登録するメニューと合わせて参照用のメニューが自動で作成されます。
参照用メニューは閲覧専用のメニューで、データ登録されたメニューに登録されているオペレーション日時から指定した日付における最新の登録データを参照できるメニューです。
ITAでCMDBを作成する際に自動で作成されます。
図14.png

メニューグループのパネル画像を自作できる

メニューグループ管理にはパネル画像を自作する機能がついています。
図15.png
詳細は利用手順マニュアル 管理コンソールを参照ください。


5-2. パラメータシートのメニュー名を定義する

「メニュー作成」メニューグループ >> 「メニュー作成情報」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。

メニュー名 作成対象 表示順序 用途 ホスト用メニューグループ 参照用メニューグループ
ディレクトリ設定 パラメータシート(ホスト/オペレーション含む) 1 ホスト用 サーバ基本設定 サーバ基本設定(参照用)

図16.png


5-3. パラメータシートの項目名を定義する

「メニュー作成」メニューグループ >> 「メニュー項目作成情報」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。
単一行以外の表記については、利用手順マニュアル メニュー作成機能に記載がありますが、今後、パラメータシートの作成詳細編を記事公開したいと思います。

メニュー名 項目名 表示順序 入力方式 文字列(単一行)
最大バイト数
ディレクトリ設定 path 1 文字列(単一行) 32
ディレクトリ設定 owner 2 文字列(単一行) 32
ディレクトリ設定 group 3 文字列(単一行) 32
ディレクトリ設定 mode 4 文字列(単一行) 32

図17.png


5-4. 定義したメニュー名/項目名でパラメータシートを作成する

先に説明したとおり、メニュー=パラメータシートですので、
メニューを作成することになります。

「メニュー作成」メニューグループ >> 「メニュー作成実行」メニュー
を選択し、作成するメニュー名のチェックボックスを選択し、「メニュー作成開始」ボタンを押します。

図18.png

ここで、「メニュー作成管理」ボタンを押すと、実行ステータスを確認できます。
ステータスが完了の場合、「作成したメニュー」ボタンを押すと、作成したメニューに遷移することができます。

図19.png

メニューを再作成するときのハマりどころ

既存のメニューに対してメニュー作成開始ボタンを押下すると、メニューの再作成として、登録済みのデータは削除されます。

6. パラメータシートにデータを登録

いよいよターゲットマシンに設定するデータの登録を行います。
データの登録先は前の手順で設定したパラメータシートです。

「サーバ基本設定」メニューグループ >> 「ディレクトリ設定」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。

ホスト名 オペレーション path owner group mode
target101 2020/07/20 13:00_1:ディレクトリ作成作業 /work1 root root 0644
target102 2020/07/20 13:00_1:ディレクトリ作成作業 /work2 root root 0755

図20.png

7. パラメータシートの項目とPlaybookの変数の紐付け

パラメータシートの項目とPlaybookの変数を紐付けました。
一度紐付け設定を行っておけば、パラメータシートにデータを登録するだけで、Playbook実行時に登録データが利用できます。

「Amsible-Legacy」メニューグループ >> 「代入値自動登録設定」メニュー
を選択し、登録します。

登録するデータは以下です。

メニューグループ:メニュー 項目 登録方式 Movement Value変数
変数名
1:サーバ基本設定:1:ディレクトリ設定 パラメータ/path Value型 1:dir-make 1:VAR_dir_name
1:サーバ基本設定:1:ディレクトリ設定 パラメータ/owner Value型 1:dir-make 2:VAR_owner
1:サーバ基本設定:1:ディレクトリ設定 パラメータ/group Value型 1:dir-make 3:VAR_group
1:サーバ基本設定:1:ディレクトリ設定 パラメータ/mode Value型 1:dir-make 4:VAR_mode

図21.png

8. ジョブフロー(Symphony)の実行

最後に、ターゲットマシンへ登録データを設定します。

「基本コンソール」メニューグループ >> 「Symphony作業実行」メニュー
を選択し、作成したジョブフロー(Symphony)と作業名(Operation)のラジオボタンを選択し、実行ボタンをクリックします。

図22.png

ジョブ(Movement)をクリックすると詳細を確認することができます。
詳細画面のInputDataから実行時のplaybook一式(host_varsやinventryを含む)をダウンロードできます。
また、ResultDataから実行結果をダウンロードできます。

図23.png

ジョブフロー(Symphony)が正常終了すると、以下の画面が表示されターゲットマシンへの設定も完了です。

図24.png

9. 実行結果の確認

パラメータシートに登録したデータが反映できているか確認しました。
ターゲットマシンに接続して、作成したディレクトリを確認しました。

target101
$ ll / | grep work
drw-r--r--    2 root root    6 Jul 14 09:33 work1
target102
$ ll / | grep work
drwxr-xr-x    2 root root    6 Jul 14 09:33 work2

パラメータシートに登録したデータが設定されていることを確認できました。

まとめ

今回はITAのパラメータシートを活用して、2台のターゲットマシンのディレクトリ作成を行います。
通常、ディレクトリ作成はloopモジュールを使って再帰的に作成できるように書きますが、
今回はシンプルに1つ作成します。
次は複雑なPlaybookとそれに対するITAでのメニュー構成を紹介したいと思います。

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