この投稿の目的
10年以上前のおんぼろちゃんPCのOSをXPからWin10にした話です。
Win7以上のOSの端末が別途あれば、かなり簡単にできます。
(ない場合は結構ゴリゴリやる必要がありそう?です)
対象PC
おんぼろちゃんですが、これでも前回の投稿でSSD化したのでまだまだ戦えます。
- LET'S NOTE CF-W8
- OS : Windows XP Pro
- CPU : Core2Duo U9300 1.2GHz
- メモリ : 3GB
- 容量 : 256GB HDD(空き2GB…)
例えばiTunesなど、OSが古いことを理由に更新版をDLさせてくれないケースがあるのが不満です。今後の作業にこうした支障が出るとイヤなので、OSを最新化しておきます。
手順
1. 必要なものをそろえる
以下を準備します。
- 8GB以上の空のUSB ※
- win7以上が入っているPC(Win10だと最善)→PC②とします
※USBがない場合、DVDでも代替できますが、今回は記載省略します。
※USBは空でなくてもいいですが、後続の作業で勝手にフォーマットされます。
2. インストールメディアを作る
PC②で、マイクロソフトのサイトから「メディア作成ツール」をDLします。OSが古いとメディア作成ツールをDLできるページが表示されません。
私はこのおんぼろちゃんしか持っていないので、妻のPCを借りました。
ここでの「メディア」とは、要はWindows10のインストール用ソフトのことで、「メディア作成ツール」とは「USB(またはDVD)をインストーラー的にするためのツール」ということです。
昔はOSをインストールするためのCDやDVDを買ってくる必要があったものが、最近はこうなっているんですね。XPで時代が止まっていたのでビックリしました。
3. 実行する
メディア作成ツールを実行すると、Win10のイメージファイル(iso)がDLされます。isoは簡単に言うとCDやDVDの中身をまとめたものです。
で、このisoをどうするか聞かれます。PC②をアップデートするのか、USBやDVDをメディアにするのかですが、後者を選択します。
完了したらUSBを外して完了です。PC②はもう使いません。
4. Win10をインストールする
インストールしたいPCにUSBを挿した状態でBIOS起動します。
BIOSの起動方法はPCによって異なりますが、LET'S NOTEの場合は起動時のPanasonicロゴでF2押下です。
BIOSの「起動」タブ(BOOTタブと表示されていることも)から、読み込みの優先順位がUSBが1位になるよう設定します。
(後で元に戻すので、デフォルトは一応覚えておきます)
で、あとはそのまま起動すれば、インストーラ化したUSBがガンガン進めてくれるので待つだけです。画面にも「すべてお任せください」と表示されたりします。
途中、言語とかキーボードとか聞かれますが、指示通りにやればOK。
ライセンスはなければ後で購入することを選択しておきます。
割と時間食いますが、インストールはこれで終わりです。
5. BIOS設定を戻す
一度PCを再起動して、同じくBIOSを起動します。
前項で変更した起動時の読み込みの優先順位を元に戻し、起動すればすべてが完了!
6. XPからWin10にしてみて
CPUの懸念はあったものの、めちゃめちゃ爆速で動いています。複数タブでブラウザ(Chrome)を立ち上げながら別の作業をしていても速度やレスポンスは気になりません。ブラウザ上でyoutube観るくらいなら何の問題もなさそうです。Core2Duoやるやん!
タスクマネージャ上はCPU使用率がコマンド入力時に60~90%、メモリは40%前後で推移していて、結構ウッときますが、サブ的に使うだけなら当面ダイジョブでしょう。
ただ、分かってはいたのですが全てのインストール済みソフトがパーになっています。
OFFICEは無料WEB版が使えるので、それがどこまで耐えられるものなのか。あとは統計解析に使うSASが入っていたのですが、都合により再インストールはできない状態。他のソフトは無料だったりもう使わなかったりと諦めもつくのですが、この2点だけは気がかりです。
しばらく使ってみてやはり必要だとなれば元のHDDを使ってXPに戻すことも視野に入れつつ、とりあえずは当初目的のプログラミングに進んでみます。
<次の一歩>
素人python日記① ~Django導入までの思考回路
<牛歩的経緯:自宅環境構築>
自宅待機を有効活用する① ~思い立ちからゴール設定まで
自宅待機を有効活用する② ~LET'S NOTE CF-W8のHDDをSSD換装する話