はじめに
アドベントカレンダー12/2 = 2記事目
以前、JDKをインストールした際、環境変数を設定する作業がありました。
この時、環境変数に「システム」「ユーザ」という2種類存在していました。
この2つの違いが何か?について調べたので、自分のためにも、同じように悩む人のためにも整理しておきたいと思います
🧭 ユーザー環境変数とシステム環境変数の違い
| 項目 | ユーザー環境変数 | システム環境変数 |
|---|---|---|
| 適用範囲 | 現在ログインしているユーザーのみ | コンピュータ上のすべてのユーザー |
| 優先度 | システム環境変数よりも高い | ユーザー環境変数よりも低い |
| 主な用途 | ユーザー固有の設定(例:個人のJavaバージョン) | システム全体で共通の設定(例:全ユーザーで共通のJavaバージョン) |
| 変更方法 | ユーザーアカウント設定から変更 | システムのプロパティから変更 |
つまり、
- ユーザー環境変数は特定のユーザーに対して設定
- システム環境変数はコンピュータ全体に対して設定
実際にどう使い分けるのか?
「このパソコンを使うあなただけ」の設定が必要なとき ➡ ユーザー環境変数
- 自分だけ使うプログラミング環境(Java/Python/Node.jsなど)を指定したい
- 自分だけ追加したいツールのパスや設定(PATH の追加など)
「このパソコンを使う誰にでも同じ設定にしたい」場合 ➡ システム環境変数
- チーム共有の開発環境を整えるために、同じ Java のバージョンを全ユーザーに使ってほしい
- 管理者がソフトをインストールして、誰がログインしても使えるようにしたい
最後に
環境変数は普段あまり意識する機会が少ないため、いざ設定画面を開くと「ユーザー」「システム」という2種類があって戸惑いがちです。
ですが
- 自分だけの設定にしたいのか?
- このPCを使う全員に共通の設定にしたいのか?
という視点で考えると、どちらに設定すべきか判断しやすくなることをしりました。
参考記事