お名前.comで取得した独自ドメインのサブドメインだけでなくルートドメインも割り当てる

はじめに

以前「お名前.comで取得した独自ドメインのサブドメインをAmplify Consoleで割り当てる」という記事を書きました。

ルートドメインは利用せず、サブドメインのみいくつか設定して利用していました。
最近、その状態からルートドメインでもサイトをホストしたくなりまして、やろうとしたのですが、スムーズに事を運ぶことができませんでした。お恥ずかしいことに。
ので、備忘録としてQiitaを書きます。

前回の記事の続き、サブドメインだけ設定済みの状態からスタートです。

ルートドメインのホストゾーンを作成する

Route53 > ホストゾーン > ホストゾーンの作成
ルートドメイン(w2or3w.work)を作成します。

作成したルートドメインのホストゾーンに対して、サブドメインのNSレコードセットを作成する

Route53 > ホストゾーン > 上で作成したルートドメイン(w2or3w.work) > レコードセットの作成
サブドメイン(sub.w2or3w.work)の設定をします。
名前 : sub
タイプ : NS - ネームサーバー
エイリアス値 : 以前の記事で作成済みの、サブドメイン(sub.w2or3w.work)のNS値を設定

お名前.comのネームサーバー設定を変更する

お名前.com > ドメイン > ドメイン詳細

現在、ドメインのネームサーバーは「お名前.com」になっていると思います。

ネームサーバーをRoute53で作成したホストゾーンのネームサーバーに変更します。
ネームサーバーの「お名前.com」リンクをクリックして設定へと進みます。

ドメインのネームサーバーが「その他」に変わりました。

Amplify Consoleでルートドメインを割り当てる

前回の記事のこちらを参照ください。

お名前.comに設定していたサブドメインのDNSレコードは削除する

残ってても問題無いと思いますが、不要なので削除しましょう。
前回の記事のこちらで追加したサブドメインのNSレコードを削除してください。

あとがき

サブドメインのみAWS側で利用する場合、ネームサーバーはお名前.comのままにします。
ルートドメインもAWS側で利用する場合、ネームサーバーはRoute53で作成したホストゾーンのネームサーバーを使います。

サブドメインのみAWS側で利用する場合、サブドメインのNSレコードはお名前.comのDNSレコードとして追加します。
ルートドメインもAWS側で利用する場合、サブドメインのNSレコードはRoute53に作成したルートドメインのホストゾーンに対してレコードセットを追加します。

NSレコードの浸透は以下のサイトで確認できます。
https://www.whatsmydns.net/#NS/

「あたりまえ」のことなんだろうけど、はじめてのことだと不安になり迷います。
設定が反映されてサイトが表示できるようになるまで多少のタイムラグがあることから、迅速なトライアンドエラーができず、より迷子になりやすいのではないかと思います。
「反映されるまで最大２日かかります」みたいなことが書かれていて、うまく表示できない場合にすぐに諦めて次のトライに行き辛いんですよね。

あー、辛かった。