はじめに
人事の眼差しでTechのとらえ方を語りまくるカンファレンスがあったのをご存じですか?
「人事はどこから来て、どこへ行くのか」——そんな問いから始まった『人事の羅針盤2025』は、生成AIやHRテックの進化を背景に、人事の歴史・現在・未来を横断的に語る場でした。法政大学・東京大学などの研究者から、HRテック企業の実践者まで17名が登壇し、Techと人事の接点を再構築する熱量に満ちた1日。人事を“経営の中核”として捉え直すヒントが詰まっています。
そこに私たちはいました
さもシレっと書きましたが、私はこの日の講演を1講演も直接は聴けておりません。結果レポートを読みながら、まさに知ったかぶる生成AIのように、あえてちょっとわかった風に紹介文を書いてしまいました。
でも、そうする理由がまったくないわけではありません。何故ならこの会場(大崎ブライトコアホール)のホワイエに、開場前からイベント終了まで居合わせたことも事実だからです。
そう、私たちはこの日、出展スポンサーという形でこのイベントに協賛し、ホワイエに卓を並べて、ちょこんと座っていたのです!(実際にはまあまあホワイエ内をはしゃぎ歩き回っておりました)
出展スポンサーってナニ?
このイベントでは、いくつかの形態で協賛企業を募っていました。ロゴを出稿できたり、CMを流せたり、グッズを配布できたり、当日のホワイエに自分たちのブースを出せたり。出展、出稿料の代わりに飲食物を現物提供するというスタイルまで。
私たちは、本業としては一応システム企業の末席にこそおりますが、Techと人事の接点というテーマに並々ならぬシンパシーを(勝手に)感じて、ドカンと出展スポンサーの道を選びました。それは私たちが新規事業に取り組む中で、否が応でも人事領域のテーマにもずぶずぶとはまり込んでいったため……でもありました。そのあたりの背景はこちらのnoteにも書いております。
レポートが語る熱量
講演も、できれば1つでも交替で聴きに行こうか、という話もしていましたが、いくつかの事情が重なってそれは断念しましたが、当日ホールからは常にただならぬ真剣さが漂っておりました。
ホール側は言わずもがな
開催中もXのポストは活気づいていましたし、開催直後からnoteなどでどんどん熱いレポートが公開されてゆきます。読めば読むほど「これはただ事ではない」という内容…。今の時点で見つけられているものをいくつかご紹介します。
ホワイエ側も負けず劣らず
そう、ホワイエ側も負けず劣らずの激アツでした。
「いいんですか?」というくらい書籍も太っ腹に飛び交うし、グラフィックレコーディングの実演もありました!
私たちも、こちらの記事よりも前にnoteでホワイエからの実況を届けております。
技術全振りレポートも読んでみたくなった
noteから立ち上がってくるレポートを読んでいて、どちらかといえば、人文学的な語り口——というか、人事側からTechを見つめる視点のレポートが多いのかな? という印象を受けました。
(異論は認めます。というより、私が知らないだけかも)
ちなみに、社内でもめちゃくちゃ技術好きなタイプの知人にイベント前に声をかけたところ、2つの講演に関心を示してくれたものの、外せない予定が入り結局来場は叶わず……😇
そもそも、Techと人事ってそんなに遠い話?
Techと人事と声高に意識するまでもなく、以下のようなテーマは技術者にもホットトピックにはなりがち。
- 開発チームのまとめ方、リーダー論、心理的安全性
- 顧客と営業と技術のコミュニケーションの課題
- エンジニアとデザイナーのコミュニケーションの課題
- デスマーチ時に、チームに起きること、労務やメンタルヘルス
- 新人育成の視点から、採用にまつわる話
- アジャイルなあり方についての話
- 学ぶ姿勢、変化のキャッチアップの話
Qiitaでも、ポエムタグやチーム開発系の記事で、こうした話題が語られることは珍しくありません。人事という言葉を使わずに、人事の本質に触れている記事も、けっこうありますよね。
だからこそ、もっと読んでみたい視点がある
noteの著者の略歴を見渡すと、両分野の懸け橋になるような立場の方も多く、ただ、記事のトーンとしては人事や組織側からクローズアップする構成が自然なのかもしれません。
結果として、
- 「イベント参加前から両分野を越境してますがなにか?」なガチ勢
- ハイブリッドなエキスパート
の方や、
- 「人事ならまかせて! Techはちょっと苦手意識あったけどもう無視できないな」
の側の記事が今のところ多いのかなという印象です。
私が合わせてもっと読んでみたい……というか純粋に気になるなぁ、と感じているのは、
- 「人事? なにそれおいしいの? でもTechという文字があるなら見逃せねぇッ!」
のように技術側にゲージが振られた方からの感想です。
そもそも、参加されていた方の中にどのくらいこの層がいたのかも気になります。
- インパクトを受けたとしたら、それはどこで?
- ギャップを感じたとしたら、それはどのあたり?
もし、技術バッキバキ全振りの方がご参加されていたなら、率直な印象やギャップの感想をぜひお聞きしたい、読んでみたいですね。
おわりに
以上、人事の羅針盤2025ホワイエから(時間差で)お伝えしました。
この続きを書くのは、あなたかもしれません!
……ということで、ひとまずスタジオにお返しします。




