マイケル・ロップ氏の「リーダーの作法 ささいなことをていねいに」を読み解きながら、メモを残しています。
各章ごとにまとめていますが、章の原題ではなく私にとってのまとめをタイトルにつけなおしています。
この本との出会いと、アウトプットしながら読み解く経緯はこちらの記事で。
本文で登場する「ランズ」は、ロップ氏のネット上のハンドルネームです。
「はじめに」で、自身を「ロップ」とも「ランズ」とも呼ぶと宣言しています。
第III幕 Slack:エグゼクティブ
「リーダーの作法 ささいなことをていねいに」は、大きくは3部構成になっています。
- 第I幕 Netscape:マネージャー
- 第II幕 Apple:ディレクター
- 第III幕 Slack:エグゼクティブ
今回は3つ目の 「第III幕 Slack:エグゼクティブ」の28章~30章 について学びメモを残します。
第III幕 Slack:エグゼクティブ
28章 メンターを探せ
28.1 何も問題ないでしょう?
28.2 不意打ち
28.3 メンターの条件
28.4 「逃げろ」
29章 ランズ流仕事術
29.1 いつもの1週間
29.2 揺るがない原則
29.3 フィードバックの作法
29.4 ミーティングの作法
29.5 気質と正誤表
30章 揺るぎない優しさを
30.1 千差万別の個性と意見について
30.2 レイドの仕組み
30.3 大丈夫だよ。
30.4 嫌なヤツについて
30.5 おみやげにお一つどうぞ
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28章 「フィードバックは贈り物」だとマーティは言った
ロップ氏は、自身のメンターとの関わりについて語ることを通じて、1on1やフィードバックを重要なものとして実施し続けている原点ともいえる体験とその意味を伝えています。
この章自体の内容に異を唱える人は少ない一方で、現実に実践しようとすると、これが難しいと感じる人も意外と多そうな気はしました。
待つ、とか聴く、についてはそれ自体がリーダー自身の作法にも直結し、実践が意外と難しいということを覗けば、目新しくはないでしょう。
ただ、「自分に集中させる」というフレーズは印象的で、リーダーがおかれる立場に置いてとくに必要になるのはこれなのかもしれないと感じました。
29章 フィードバックとやミーティング、リーダーの作法たち
ロップ氏は、自身にとっての原理原則、フィードバックやミーティングの作法についてここで改めて整理しています。
フィードバックやミーティングの作法をもう一度おさらいしているのですが、中でも、
- 意見の相違があればチャンスであり、ただ賛成されてもアイデアは洗練されない
という点は、衝突をチャンスととらえる風土にリーダーの作法が影響することを再認するものでした。
30章 揺るぎない優しさを
ロップ氏は、最終章にして、現場ではなくDestiny(オンラインFPS)のレイド(こなすミッションみたいなもの?)のリーダーの話をします。そこで起こることとリーダーのふるまいを語ることで、これまで語り続けてきた現場リーダーの作法をおさらいするのです。
私はこのまとめを記事にするにあたり、各省のタイトルを自分にとっての学びの総括で別のことばにしていたのですが、この章だけは元のタイトルと同じタイトルがまとめになるのがどうしてもふさわしいと思いました。これ以上の言い換えようがないなと。
最後まで読み終えて
他の積読を合間にしたこま消化しながら、こちらのまとめはようやく完成したようです。
結果的に、エグゼクティブの後半と、自分自身の感受性がマッチする絶妙なタイミングで読めたことになるので、なにがどう作用するかわかったものではないなと思うなど。
つぎに読みたい本もたくさん行列をつくっているので、まさに登り続けるしかありません。



